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J-GLOBAL ID:201502203257747253   整理番号:15A1072997

キャピラリー表面特性の帯電高分子コーティングによる調節

Tuning capillary surface properties by charged polymeric coatings
著者 (2件):
資料名:
巻: 1414  ページ: 173-181  発行年: 2015年10月02日 
JST資料番号: C0278B  ISSN: 0021-9673  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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キャピラリー電気泳動(CE)でのタンパク質の分離は,溶融シリカキャピラリーの内部表面でのシラノール基との相互作用によって妨げられることが多い。特に,アルカリ性タンパク質の正電荷が,表面の負電荷と静電的相互作用してピーク広がりと分離効率の低下をもたらす。また,制御されない電気浸透流(EOF)は,検体の移動度に大きく影響し,分離度の減少,又は効率の低下のいずれかを引き起こす。キャピラリー表面のシラノールをマスクし,タンパク質の吸着とEOFを低下させるためのいくつかの戦略の中で,コーティングが広く利用される。本研究で筆者らは,タンパク質の吸着の防止とEOFの制御の点で改良された性能を与える新たないくつかの吸着ポリマーコーティング物の合成と特性化を報告する。特に筆者らは,緩衝液のpHに依存して高分子鎖に正味の正電荷,又は負電荷をもたらすために,N,N-ジメチルアクリルアミドからなる高分子骨格に種々のイオン性モノマー(弱アクリルアミド酸類とImmobilineの商標名を持つ市販の塩基類)を加えた。結果として,キャピラリーの内壁との相互作用は静電反発によって完全に阻害されるので,アルカリ性タンパク質の分離が種々のpH条件で劇的に改良される。これらの無機単量体の含量は調節することができ,表面電荷密度の完全な制御を可能にするので,EOFが微細に精密に調節される。筆写らは,緩衝液のpHの変化による表面での高分子のコンフォメーション変化を二面偏波式干渉計(DPI)を利用して調べた。コーティング法は,キャピラリーの内壁での高分子の希薄水溶液の吸着からなるので,非常に単純で高速である。また,コーティング物は,過酷な条件下で非常に安定であり,再コンディションニング,又は再コーティングを伴わずに数回利用され,MSの揮発性緩衝液と両立する。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
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クロマトグラフィー,電気泳動  ,  電気泳動分析  ,  蛋白質・ペプチド一般 
物質索引 (1件):
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