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J-GLOBAL ID:201502203273025900   整理番号:15A0919964

高磁場NMR分光法およびFourier変換イオンサイクロトロン(FTICR)質量分析法によるMurchison可溶性有機物質の非ターゲット分析

Nontarget analysis of Murchison soluble organic matter by high-field NMR spectroscopy and FTICR mass spectrometry
著者 (3件):
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巻: 53  号:ページ: 754-768  発行年: 2015年09月 
JST資料番号: H0446A  ISSN: 0749-1581  CODEN: MRCHEG  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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Murchison隕石のメタノール抽出液の高磁場NMRスペクトルからヘテロ原子と芳香族単位によって隔てられた共通のC3-5のほぼ統計的に分岐した一級の脂肪族地球外有機物質(EOM)の存在が明らかになった。CCH,OCH及びCsp2H単位の比は89:8:3で,一方,カーボン主体の脂肪族鎖終端はメチル>-COOH>-CH(CH3)COOHの順であった。脂肪族メチン炭素がもっとも豊富であるが,その弱いシグナルはJ-分解NMRスペクトルから推定された。炭素NMRスペクトルからは,メチレン炭素とメチル炭素が支配的であった。すなわち,強いアポディゼイションから,メチン炭素の存在を明らかにし,その約20%が芳香族であることを示した。外挿により,Murchisonの可溶性EOM中には5~7%の芳香族炭素が存在することを示した。Murchison隕石のメタノール抽出液における組成不均一性は数立方ミリメータの固体Murchison隕石のNMR及びFourier変換イオンサイクロトロン(FTICR)質量スペクトルから見ることができた。試料サイズが大きくなるのに伴い,NMRスペクトルの一様性が増大した。FTICR質量スペクトルからはCHO/CHOS及びCHNO/CHNOS分子系列の明確なクラスタリングを与え,単一の芳香族(21%)とポリ芳香族(6%)を超えて脂肪族/脂環式化合物(73%)が優先的に存在することを示し,NMRによって提案されたように芳香族単位の拡大的脂肪族置換を示唆した。Murchison可溶性EOM分子の中心的特徴は増大した芳香族及びヘテロ原子含有量にあり,全体としての巨大な化学的多様性から生じる発散的で弱いNMRを与える。MurchisonEOM分子の周縁は柔軟な分岐脂肪族鎖と脂肪族カルボン酸からなることが分かった。これらは狭い範囲の化学シフトに反映され,一次元及び二次元NMRスペクトルにおける観測を可能にする。これらの柔軟な表面基によって与えられる立体配座エントロピーがEOMの溶解性を容易にする。Copyright 2015 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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物理分析一般  ,  流星,すい星,いん石 

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