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J-GLOBAL ID:201502203341390859   整理番号:15A0771832

脂質膜中のリジン置換誘導体の大きな導電性クラスターを分解するグラミシジンA

Gramicidin A disassembles large conductive clusters of its lysine-substituted derivatives in lipid membranes
著者 (8件):
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巻: 17  号: 26  ページ: 17461-17470  発行年: 2015年07月14日 
JST資料番号: A0271C  ISSN: 1463-9076  CODEN: PPCPFQ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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グラミシジンのN-末端置換リジン誘導体A(gA),[Lys1]gAおよび[Lys3]gAは,グルタミン酸やアスパラギン酸で置換されたペプチドではないが,リポソームからカルボキシフルオセインのリークを引き起こすことが以前に示されている。ここでは,リーク誘導をG[Arg1]gAおよび[Arg3]gAについても観察したが,[His1]gAおよび[His3]gAは中性pHで不活性であった。イソロイシンで置換されたすべてのトリプトファンをもつLys3-含有アナログは,gAと同様にリポソームのリークを誘導しなかった。トリプトファンおよびN末端カチオン性残基の存在は,気孔形成のために重要であることを示唆する。注目すべきことに,gAの添加は[Lys3]gAによるリークの誘導を阻止した。リポソームからの蛍光マーカーのペプチドにより誘導されるリークを蛍光相関分光法にて調査することにより,約1.6nmのリークの原因である気孔の直径を推定した。[Lys3]gAをもつリポソームの透過電子低温顕微鏡像は,リポソーム膜が,約40Åの大きさの高い電子密度の粒子を含有することを示し,ペプチドクラスターの形成を示唆した。このクラスター化は,gAまたはgAと[Lys3]gAとの混合物を組み込んだリポソームには認められなかった。クラスターの三次元再構成は,それらの五量体配置に適合した。実験データと計算モデルに基づいて[Lys3]gAにより形成された大きな気孔は,逆平行二重鎖らせん状二量体(DH)により形成されたバレル-ステーブオリゴマークラスタを示すことを示唆する。仮モデルでは,二量体の五量体は,隣接するDH間の芳香族Trp-Trpおよびカチオン-πのTrp-Lys相互作用により安定化させることができる。[Lys3]gA-誘導リークに及ぼすgAの抑制効果は,ペプチドクラスター形成および気孔形成を防止するカチオン-π相互作用の破壊に起因することがある。Copyright 2015 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST
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分類 (2件):
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ペプチド  ,  脂質一般 
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