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J-GLOBAL ID:201502203372343190   整理番号:15A1185570

材料管理に役立つ成分分析技術 オンサイトにおける金属材料管理と材質判定 PMI検査での分析値の取り扱いや材質判定の考え方を紹介

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資料名:
巻: 20  号: 11  ページ: 55-59  発行年: 2015年11月01日 
JST資料番号: L3524A  ISSN: 1342-9825  CODEN: KGEIAS  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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PMIとは,Positive Material Identificationの略で,現場に検査装置を持って行き,対象製品や設備の化学成分を調べることである。PMI検査の方法は,現在では発光分光法と蛍光X線法が主流である。対象試料の形状や状態にある程度の制約がある。PMI検査は,含有されている化学成分の真値を求める定量分析ではなく,各化学成分の分析値が,対象試料の材料規格に規定されている成分規格の範囲内であるか否かを判定する。IHI検査計測社では,PMI検査装置として,発光分光法の可搬型装置と蛍光X線法のハンドヘルド型装置を所有している。対象試料をラボに持ち込んで湿式分析による対応も可能である。PMI検査で行われる製品検査には,母材のみでなく溶着金属の施工確認もある。これは,ある決まった工程で実施される場合や中間検査,完了時などにまとめて実施されるなど実施時期はさまざまであるが,溶接不良の有無をPTやUTなどの非破壊検査に加えPMI検査による化学成分分析結果から判断する。PMI検査の判定結果は,化学成分の分析値ではなく,合格か不合格,GoodかNo GoodまたはAcceptかRejectとなる。PMI検査では,対象試料の状態が一定ではなく形状や表面状態に差がある。PMI検査の分析値の許容範囲は,一般的に分析値の±10%(溶接部は±12.5%)である。また,材料規格が不明な金属材料の化学成分をPMI検査により把握できても,その結果から材料規格を割り出すことはできない。しかし,対象試料が分析に適した形状で,ラボのような分析に適した環境であれば,材質によっては湿式分析と同等の分析結果を得ることもできる。
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
品質管理  ,  金属,合金の物理分析 

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