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J-GLOBAL ID:201502203375372167   整理番号:15A1230116

新鮮な伸長環境における噴火の時空ダイナミクス:東アフリカ地溝帯西分岐のNyamulagira火山(コンゴ民主共和国)からの展望

Spatio-temporal dynamics of eruptions in a youthful extensional setting: Insights from Nyamulagira Volcano (D.R. Congo), in the western branch of the East African Rift
著者 (7件):
資料名:
巻: 150  ページ: 305-328  発行年: 2015年11月 
JST資料番号: B0834A  ISSN: 0012-8252  CODEN: ESREA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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地溝帯火山活動の詳細な活動史の記録は少ないが,それらの情報は,地溝形成に関与する力としての火成活動や火山活動の研究には非常に重要である。東アフリカ地溝帯の西分岐に位置するNyamulagira火山(Nyamuragira火山とも記される)は,地球上で最も活発な火山の一つで,このため新鮮な伸長環境における噴火活動の時空履歴を調査するには格好の研究対象である。1882年以降,Nyamulagiraは少なくとも42回の噴火を行い,多量の歴史的記録を残している。植民地時代の科学資料を含めて,科学文献,火山地帯の野外調査データや詳細なマッピングを用いて,Nyamulagiraの噴火活動の時空履歴を以下のために研究した。1)火山の噴火史とダイナミクスに関する知識の現状をレビューする,2)Nyamulagira噴火の場所,発生状況及び特徴を規制している要因のリフトへの影響を推測する。その結果,噴火の期間と場所を4つの噴火グループに区分した(頂上/山頂付近,古期の翼部,長期に渡る翼部及び離れた場所の噴火)。これらグループ分けの解釈は,Nyamulagira噴火が主に地殻の火成活動に関連したもので,主中央火山体で誘起された重力応力場に強く影響されていることを示唆した。しかし,離れた場所での噴火はこの火山体の供給に影響されておらず,深部のマグマ溜りに直接関係しているようである。1983-1940年の噴火も不規則であるが,上部マグマシステムの主要な流路に関係したものであり,カルデラ崩壊を引き起こした。噴火の構造運動的トリガーは明確ではなかったが,コーンや噴火の割れ目の形態はリフトの構造が噴火場所に影響していることを示唆した。加えて,Nyiragongoに近い構造軸に沿ったNyamulagiraの大規模噴火は,後の危険な火山の噴火活動の変化を誘引したことを示唆した。このように,Nyamulagiraの歴史的噴火活動は,主火山体が発達した新鮮な伸長構造運動の環境における,火成活動と噴火の場所と特徴を規制している地域的及び広域的応力場との複雑な相互作用を際立たせている。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
構造地質学・テクトノフィジクス一般  ,  地球熱学,火山物理学 

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