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J-GLOBAL ID：201502203410551207   整理番号：15A1063570

健康調査のための食事のバイオマーカーとしての安定同位体比

Stable Isotope Ratios as Biomarkers of Diet for Health Research

著者 (1件)： O’BRIEN Diane M. (Univ. Alaska, Alaska)
資料名： Annual Review of Nutrition  (Annual Review of Nutrition)
巻： 35  ページ： 565-594  発行年： 2015年 
JST資料番号： H0849A  ISSN： 0199-9885  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 食事は,慢性病に対する主要な危険因子であるが,24時間思い出し法などの自己申告型の調査方法では,正確な測定は困難である。本稿では,健康に関する研究のための客観的なバイオマーカーの候補として,軽元素の安定同位体比に着目した。初めに,安定同位体の基礎及びその測定技術を紹介したうえで,食品に含まれる,炭素,窒素,硫黄,水素,酸素および組織内での代謝の挙動について解説し,食品ごとに安定同位体比が異なることおよび,これらの差異を再現性よく,分子や組織の中で忠実にとらえることができることを述べた。さらに,安定同位体比を用いたヒトの食事に関する研究例を紹介し,一般的なアメリカ人の集団において,安定同位体比が有効なバイオマーカーとなりうる可能性について示した。今後は,複数の安定同位体比を用いたモデル食品の摂取や,目的とする食品に関連のある特定の分子の分離および測定などによる,特定の食品に対する特異性を改善するためのアプローチが必要であると結論付けている。

シソーラス用語： 疫学 ,  *バイオマーカー ,  *安定同位体 ,  元素 ,  ヒト ,  病気 ,  炭素 ,  窒素 ,  硫黄 ,  水素 ,  *栄養調査 ,  ターンオーバー ,  質量分析計 ,  ヨーロッパ ,  同位体存在比 ,  炭素13 ,  窒素15 ,  硫黄同位体 ,  食品成分 ,  代謝
準シソーラス用語： 24時間思い出し法 ,  アメリカ人 ,  安定同位体存在比 ,  確認試験 ,  軽元素 ,  健康調査 ,  食事調査 ,  慢性病 ,  硫黄34

分類 (3件)： 食品一般  (FJ01010Y) ,  栄養調査  (GB01020M) ,  動物の代謝と栄養一般  (EJ02031R)

タイトルに関連する用語 (4件)： 調査 ,  食事 ,  バイオマーカー ,  安定同位体比