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J-GLOBAL ID：201502203491034775   整理番号：15A1348811

フラッシュDSCによるトリニトロトルエン(TNT)のガラス転移

The glass transition of trinitrotoluene (TNT) by flash DSC

著者 (4件)： SHAMIM Nabila (Dep. of Chemical Engineering, Texas Tech Univ., Lubbock, TX 79409-3121, USA) ,  KOH Yung P. (Dep. of Chemical Engineering, Texas Tech Univ., Lubbock, TX 79409-3121, USA) ,  SIMON Sindee L. (Dep. of Chemical Engineering, Texas Tech Univ., Lubbock, TX 79409-3121, USA) ,  MCKENNA Gregory B. (Dep. of Chemical Engineering, Texas Tech Univ., Lubbock, TX 79409-3121, USA)
資料名： Thermochimica Acta  (Thermochimica Acta)
巻： 620  ページ： 36-39  発行年： 2015年11月20日 
JST資料番号： E0350C  ISSN： 0040-6031  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 急速に結晶化するエネルギー物質であるTNTのガラス転移応答をフラッシュ示差走査熱量測定によって決定した。600K/sで加熱後1000K/s~10K/sの速度範囲で冷却した場合,ガラス転移点は247.5K~239.3Kまで変化した。動的脆性指標はm=62±6,失透が起こる冷却速度範囲で決定した活性化エネルギーは290±16kJ/molであった。結晶化は冷却速度が0.3K/sより遅い場合に見られたが,冷却速度が10K/s~30K/sの範囲では冷却後の加熱過程において低温結晶化が見られた。100K/sまたはそれ以上の速度で冷却して600K/sで加熱した場合,ガラス転移は観察されたが加熱過程で低温結晶化は生じなかった。従って,加熱過程における完全に非晶質なTNTの結晶化挙動は,冷却速度と失透の経路に依存するといえる。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *示差走査熱量測定 ,  *ガラス転移 ,  脆性 ,  失透 ,  活性化エネルギー ,  結晶化 ,  冷却速度 ,  加熱速度 ,  芳香族ニトロ化合物
準シソーラス用語： *フラッシュDSC ,  低温結晶化

分類 (2件)： 芳香族単環ニトロ化合物・ニトロソ化合物  (CF05040S) ,  化合物の化学熱力学(純物質)  (CB02023O)

物質索引 (1件)： トリニトロトルエン

タイトルに関連する用語 (5件)： フラッシュ ,  DSC ,  トリニトロトルエン ,  TNT ,  ガラス転移