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J-GLOBAL ID：201502203583351637   整理番号：15A1167753

施肥は中国北部における経年温度変化に対するコムギ収量の応答を調節する

Fertilization regulates the response of wheat yield to interannual temperature variation in North China

著者 (6件)： SUN Zhenzhong (Inst. of Geographic Sci. and Natural Resources Res., Chinese Acad. of Sci., Beijing, CHN) ,  CHEN Anping (Princeton Univ., NJ, USA) ,  MA Junhua (Inst. of Geographic Sci. and Natural Resources Res., Chinese Acad. of Sci., Beijing, CHN) ,  HE Chune (Inst. of Geographic Sci. and Natural Resources Res., Chinese Acad. of Sci., Beijing, CHN) ,  OUYANG Zhu (Inst. of Geographic Sci. and Natural Resources Res., Chinese Acad. of Sci., Beijing, CHN) ,  TIAN Zhenrong (Inst. of Geographic Sci. and Natural Resources Res., Chinese Acad. of Sci., Beijing, CHN)
資料名： Journal of Plant Ecology  (Journal of Plant Ecology)
巻： 8  号： 5  ページ： 523-529  発行年： 2015年10月 
JST資料番号： W2355A  ISSN： 1752-9921  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 異なる施肥条件下における中国北部の冬コムギ(Triticum aestivum L.)の穀物収量に対する温度変化の長期的効果を評価した。1993年から2012年にかけて冬コムギの穀物収量を調査するとともに,1980年以後の2時,8時,14時,および20時の気温を測定した。測定データに基づく統計学的解析から,平均日気温,平均昼間気温,および平均夜間気温(Tn)のいずれもが,冬コムギの穀物収量に対してプラスの効果を示すことが分かった。各季節の日平均気温の1°Cの増加は,穀物収量を16.7~85.6%増加させた。施肥条件の異なるいずれの条件においても,平均夜間気温の方が平均昼間気温よりも穀物収量に対してより強い影響を及ぼすことが分かった。窒素およびリンを含む肥料の施肥を行った場合,窒素かリンのいずれかを含まない肥料の施肥を行った場合よりも,これらの温度変化に対する応答が強かった。窒素およびリンの施肥条件下において,平均日気温の変化はより強く冬コムギの穀物収量に影響を及ぼすと結論付けた。

シソーラス用語： 中国北部 ,  *作物収量 ,  *施肥 ,  *秋播コムギ ,  コムギ ,  農業気象 ,  温度変動 ,  平均気温 ,  気温 ,  窒素肥料 ,  リン酸肥料 ,  地球温暖化
準シソーラス用語： Triticum aestivum ,  長期効果 ,  夜温

分類 (2件)： 施肥法・肥効  (FB05030Y) ,  麦  (FC03033M)

タイトルに関連する用語 (7件)： 施肥 ,  中国北部 ,  温度変化 ,  コムギ ,  収量 ,  応答 ,  調節