抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
本稿は,鉄筋コンクリート構造物の非・微破壊による耐久性評価に向けたかぶりコンクリートの透気試験方法の研究について,RILEM TC189-NEC(Non-Destructive Evaluation of the Covercrete),State-of-the-Art Reportの概要,国内での検討およびRILEM230-PSC(Performance-based specifications and control of concrete durability)の活動概況も踏まえ,その現状と課題について述べるものである。Swiss Standardでは,構造体の耐久性におけるかぶりコンクリートの重要性が明記されており,その評価方法として表層透気試験方法が紹介されている。かぶり厚さとともにかぶりコンクリートの緻密度を評価することは,構造物の耐久性の検証をより高度なレベルで行う上で重要な事項になる。今後,透気試験の適用対象を明確にし,規格の制定および学協会指針への展開が今後必要であると考える。(著者抄録)