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J-GLOBAL ID:201502203602199175   整理番号:15A0900214

DEHP曝露によるエストロゲン受容体依存性及び非依存性機構を介するマウス卵母細胞のう胞分解及び原始卵胞形成の阻害

DEHP exposure impairs mouse oocyte cyst breakdown and primordial follicle assembly through estrogen receptor-dependent and independent mechanisms
著者 (11件):
資料名:
巻: 298  ページ: 232-240  発行年: 2015年11月15日 
JST資料番号: B0362A  ISSN: 0304-3894  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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エストロゲンは,哺乳類卵母細胞の発育に必須の役割を演じる。最近の研究は,エストロゲンは,新生児の卵巣における原始卵胞形成も制御することを示唆している。過去10年間に,ヒト及び動物のエストロゲン類似内分泌かく乱化学物質への潜在的曝露への関心が高まってきた。本研究では,著者らは,ジエチルヘキシルフタラート(DEHP),エストロゲン類似活性を有する広域拡散可塑剤の一つ,がマウスの初期卵巣発育における胚細胞のう胞分解及び原始卵胞形成に与える影響を中心に検討した。DEHPを注射したマウス新生児は,のう胞分解阻害を示した。著者らは,卵巣器官培養を用いて,阻害が,ICI182,780,ERの効果的な拮抗要因の一つ,の如きエストロゲン受容体(ERs)を通じて媒介され,このDEHP-媒介作用を逆転させたことを明らかにした。DEHP曝露は,ERβ,プロゲステロン受容体(PR)及びNotch2情報伝達因子の発現を抑制した。結局,DEHPは原始卵胞形成過程で前顆粒膜前駆細胞の増殖を抑制した。同時に,著者らの研究は,DEHPがいくつかの機構を通じて卵母細胞のう胞分解及び原始卵胞形成に影響を与えることを示唆した。従って,胎児発育或いは新生児発育時のエストロゲン類似化学物質への曝露は,初期の卵巣発育に負の影響を与える可能性がある。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
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その他の汚染原因物質  ,  動物に対する影響  ,  有機化合物の毒性 
物質索引 (1件):
物質索引
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