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J-GLOBAL ID:201502203623055629   整理番号:15A1129716

漢語系派生語の処理過程-語頭文字及び語基の効果を手がかりに-

Processing of Sino-Japanese derived words in Japanese-Focusing on the effects of initial character and base identity-
著者 (3件):
資料名:
巻: 115  号: 176(TL2015 17-33)  ページ: 49-53  発行年: 2015年07月29日 
JST資料番号: S0532B  ISSN: 0913-5685  資料種別: 会議録 (C)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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「不可能」「効率的」のような派生語の処理に関する先行研究では,語基と接辞に分解されて処理されるかに焦点が置かれており,どのような段階を経て処理されているかについてはほとんど検討されていない。しかし,語基と接辞を分解する前に,語頭文字を手掛かりとした処理過程が存在する可能性がある。本研究では,マスク下プライミングの手法を用い,疑似派生語をプライム,語基をターゲットとして呈示した際の反応時間を調べた。さらにSOAを操作することで,処理過程の初期とそれに続く段階を区別した。実験の結果,SOAが短い場合,すなわち処理過程の初期においては語頭文字を手がかりとした処理が優先されており,SOAが長い場合,すなわち処理過程の後期においては語基を手がかりとした処理がなされることが明らかになった。(著者抄録)
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分類 (1件):
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情報加工一般 
引用文献 (6件):
  • 影山太郎(1993).「文法と語形成」ひつじ書房.
  • 玉岡賀津雄・初塚眞喜子(1995).「漢字二字熟語の処理における漢字使用頻度の影響」読書科学,39,121-137.
  • 田村泰男(2005).「現代日本語の接頭辞について」広島大学留学生センター紀要,15,25-36.
  • 中山満子(2007).「派生語認知における語基の出現頻度と接辞の種類の効果」読書科学,50(3-4),105-117.
  • Longthin,C,M. & F. Meunier (2005). Morphological Decomposition in Early Visual Word Processing, Journal of Memory and Language, 53(1), 26-41.
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