文献

J-GLOBAL ID：201502203656075527   整理番号：15A0454167

シリカ-充填天然ゴム組成物の強化に関する各種官能性を有するシランカップリング剤の機能的観点

Mechanistic aspects of silane coupling agents with different functionalities on reinforcement of silica-filled natural rubber compounds

著者 (4件)： KAEWSAKUL Wisut (Dep. of Rubber Technol. and Polymer Sci., Fac. of Sci. and Technol., Prince of Songkla Univ., Pattani, 94000 ...) ,  SAHAKARO Kannika ,  DIERKES Wilma K. ,  NOORDERMEER Jacques W.M.
資料名： Polymer Engineering & Science  (Polymer Engineering & Science)
巻： 55  号： 4  ページ： 836-842  発行年： 2015年04月 
JST資料番号： C0640A  ISSN： 0032-3888  CODEN： PYESA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： シリカ-充填天然ゴム組成物におけるそれらの役割の理解を得るため,各種官能性を有するシランカップリング剤を研究した。五種類のシランカップリング剤,ビス-(トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド(TESPT),ビス-(トリエトキシシリルプロピル)ジスルフィド(TESPD),オクチルトリエトキシシラン,ビニルトリメトキシシランおよびビス-(トリメチル-シリルメチル)テトラスルフィド-(TMSMT)を,最も普通に使用されているTESPTを参照として,比較研究した。結果は,アルコキシ-ベースのシランは,充填剤-充填剤相互作用を効果的に低下でき,シラン-シリカ(silane-to-silica)疎水化(hydrophobation)の効果による,より低い組成物粘度が,シリカと天然ゴムの間のより良い相溶性に寄与することを明かにした。硫黄部分を有するアルコキシ-シラン,それはTESPTおよびTESPDであるが,充填剤-ゴム相互作用の結果として,全体の特性における,より顕著な向上を示した。アルコキシ基を持たず,硫黄部分のみ有するTMSMTの使用は,硫黄-アルコキシに基づいたシランを伴うシステムにおいて,三つの反応メカニズムがあることを説明した。それらは,次のようなものである:(1)シラン-シリカ(silane-to-silica)あるいはシラン化/疎水化反応;(2)シランーゴム(silane-to-rubber)あるいはカップリング反応;および(3)ポリスルフィド-ベースシランTESPTによる活性硫黄放出から起きるゴム-ゴム架橋。これら同時に起きる反応は,このような組成物の充填剤-充填剤および充填剤-ゴム相互作用,同様に機械的性質によって描写するように,温度に依存し,約140~150°Cのゴミ捨て場(dump)温度で最適レベルを示した。Copyright 2015 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *シランカップリング剤 ,  表面処理 ,  *天然ゴム ,  *二酸化ケイ素
準シソーラス用語： シラン処理 ,  *シリカ

分類 (2件)： 充填剤,補強材  (YH05030J) ,  ゴム  (YH07020M)

タイトルに関連する用語 (6件)： シリカ ,  ゴム組成物 ,  強化 ,  官能性 ,  シランカップリング剤 ,  観点