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J-GLOBAL ID:201502203679599795   整理番号:15A0527338

二枚貝の導入方法の検討(平成25年度)-二枚貝の宿主適合性の検証と稚貝の導入の試み-

著者 (4件):
資料名:
号: 58  ページ: 54-55  発行年: 2015年02月 
JST資料番号: L0286A  ISSN: 1340-8585  資料種別: 逐次刊行物 (A)
発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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ミヤコタナゴの産卵母貝である二枚貝の保全策を確立するため,A生息地に生息する二枚貝の宿主魚類として適合性が高い魚種(稚貝変態割合が高い魚種)を明らかにするとともに,野外水路への稚貝導入の方法について検討しました。タモロコ,オイカワ,ドジョウ,トウヨシノボリ,ホトケドジョウの稚貝変態割合を比較したところ,ホトケドジョウが85%から100%と高く,適合性が高い魚種であることが分かりました。また,ドジョウ,ホトケドジョウ,トウヨシノボリに野外水路でグロキディウム幼生を寄生させ稚貝を導入する方法と,室内で人為的にホトケドジョウにグロキディウム幼生を寄生させ野外水路に稚貝を導入する方法を試み,それぞれ99個体,1,082個体の稚貝を導入し,4ケ月後に生息状況を調査したところ,前者の方法では稚貝は確認されず,後者では2個体が確認されました。今後,稚貝の導入をはかる場合には,宿主適合性の高いホトケドジョウを宿主魚類とし,人為的にグロキディウム幼生を寄生させることでより効率的に増殖できると考えられます。(著者抄録)

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