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J-GLOBAL ID:201502203734270588   整理番号:15A1005018

球状2D及び3Dマイクロリアクタ中拡散するラジカル対のスピン選択反応の理論的記述

Theoretical description of spin-selective reactions of radical pairs diffusing in spherical 2D and 3D microreactors
著者 (3件):
資料名:
巻: 143  号:ページ: 084110-084110-10  発行年: 2015年08月28日 
JST資料番号: C0275A  ISSN: 0021-9606  CODEN: JCPSA6  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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本研究では,ミセル,ベシクル及びリポソーム中に束縛されたRPの球状の「マイクロリアクタ」中のジェミナートラジカル対(RP)のスピン選択反応を取扱った。ラジカルの一方がミセルの中心に局在し,他方のラジカルはミセル中三次元拡散する,以前提案されたマイクロリアクタモデルを考慮した。さらに,一方のラジカルは球の極に局在し,他方は球表面を拡散する二次元モデルを提案した。そのモデルに対して,RP再結合収量に対して一般的解析表式を二次元拡散運動のフリーGreen関数の項で得た。逆にそのGreen関数はLegendre関数を介して表現され,束縛球表面及びその曲率に亘って拡散を考慮する。得られる表式は任意の磁場強度でのRP再結合効率の計算を可能にする。同一幾何学パラメータ(すなわちミクロリアクタ半径及びラジカルの最近接接近距離),化学反応性,RPにおける磁気的相互作用及び拡散係数を取る二つのモモデルの比較を行った。二つのモデルの予測の間の重要な差異を見いだし,それは次元効果にのみ起因し,空間の異なった次元数に対して,ラジカルの拡散接触の統計が反応収量の変動を来たす。マイクロリアクタの種々のサイズでの反応生成物のRP反応収量及び化学誘起動的核分極,交換相互作用及びスピン緩和の磁場依存性を計算した。興味あることに,反応物の拡散接触の固有的関係及びスピン動力学に起因して,反応収量及びスピン動力学のマイクロリアクタ半径依存性は,非単調的である。本研究結果は,生体膜の表面で(脂質の過酸化反応として)主として起こる(1)束縛空間でのROP再結合に及ぼす磁場効果に対する実験データの解釈,並びに(2)化学反応の速度論の記述に対して重要である。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
光化学反応,ラジカル反応  ,  反応速度論・触媒一般 

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