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J-GLOBAL ID：201502203740309151   整理番号：15A1198766

材料科学におけるシミュレーション技術の活用 結晶塑性モデルによるDP鋼の成形限界特性評価

著者 (2件)： 寺田賢二郎 (東北大 災害科学国際研) ,  村松眞由 (東北大 大学院環境科学研究科)
資料名： 金属  (Materials Science & Technology)
巻： 85  号： 11  ページ： 908-914  発行年： 2015年11月01日 
JST資料番号： F0157A  ISSN： 0368-6337  CODEN： KNZKA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 金属薄板の加工性を視覚的に表現する手段として成形限界曲線が広く用いられてきた。従来,成形限界曲線は様々なパターンでひずみを与え,成形限界時のひずみをひずみ空間にプロットすることで得られる。そこで本研究では,均質化法に基づくミクロ解析に結晶塑性構成則を導入し,DP鋼多結晶ミクロ構造に対してひずみパターンや履歴を変化させる数値試験を行うことで,成形限界ひずみおよび成形限界応力を作成・評価した。また,その限界特性の発現メカニズムの解明を試みた。その結果,作製したDP鋼の成形限界曲線および成形限界応力線の考察から,成形限界特性の発生メカニズムについて一定の解釈を与えることができた。いずれの計算結果も既往の報告と定性的に良い整合が得られ,均質化法に基づく数値材料試験が実現象を良く再現することを例証できた。しかし,限界ひずみ・応力の定義が若干人為的であり,実験との定量的一致を実現することは難しい。

シソーラス用語： *二相鋼 ,  塑性変形 ,  終局荷重 ,  応力歪曲線 ,  構成モデル ,  *成形限界線図 ,  特性曲線 ,  *成形性 ,  計算機シミュレーション ,  数値解析 ,  材料科学 ,  金属組織 ,  結晶塑性 ,  限界歪 ,  微細構造シミュレーション ,  臨界応力 ,  曲線 ,  線 ,  *図表 ,  計算機利用 ,  利用 ,  組織
準シソーラス用語： DP鋼 ,  マイクロ構造シミュレーション ,  応力歪線図 ,  限界応力

分類 (1件)： 機械的性質  (WB02030U)

タイトルに関連する用語 (8件)： 材料科学 ,  シミュレーション ,  活用 ,  結晶 ,  塑性モデル ,  DP鋼 ,  成形限界 ,  特性評価