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J-GLOBAL ID：201502203929602194   整理番号：15A1240625

薄層プリプレグシートの自動積層技術の確立

著者 (5件)： 川邊和正 (福井県工技セ) ,  笹山秀樹 (福井県工技セ) ,  山田耕平 (福井県工技セ) ,  近藤慶一 (福井県工技セ) ,  伊與寛史 (福井県工技セ)
資料名： 福井県工業技術センター研究報告書
号： 31  ページ： 58-61  発行年： 2015年09月30日 
JST資料番号： Y0217B  ISSN： 0915-4248  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 福井県が保有する開織技術によって製作されるプリプレグシートの自動積層を効率化するため,自動積層装置を導入して自動積層に要求される薄層プリプレグシートの表面タック性について検討した。これをもとに作製した成型板の積層精度を調べた。タック性試験は表面接着強度の異なる2種類の薄層プリプレグシートを使用し,薄層プリプレグシート/離型フィルム,薄層プリプレグシート同士(0°/0°),薄層プリプレグシート同士(0°/45°)それぞれについて線圧着強度を測定した。積層精度の評価は薄層積層物をオートクレーブ成形したものをポータブルマイクロスコープで観察し,90°層と45°層内の炭素繊維単糸の繊維径を計測し,理論値と比較した。薄層プリプレグシートと離型フィルムの線接着強度が約5N,薄層プリプレグシート同士の線接着強度が約7Nの試料について,これまでより3時間以上自動積層時間を短縮できた。成形板の理論値との差は±0.5μm以内と,十分に高い精度で積層できることが分かった。

シソーラス用語： *プリプレグ ,  *積層板 ,  自動化 ,  粘着力 ,  表面 ,  薄膜 ,  工作精度 ,  炭素繊維強化プラスチック ,  *接着強さ ,  積層構造 ,  剥離 ,  付着強さ ,  オートクレーブ ,  繊度 ,  加圧成形 ,  強化プラスチック成形 ,  角度 ,  炭素繊維
準シソーラス用語： 繊維径 ,  炭素繊維強化プラスチック積層板 ,  薄層

分類 (1件)： 強化プラスチックの成形  (YH04060J)

引用文献 (3件)：

• K. Kawabe, H. Sasayama, and S. Tomoda, ”New Spread Technology for Carbon Fiber Tow and Its Application to Composite Materials” , SAMPE Journal, 45, 2, (2009),6-17
• 川邊和正,笹山秀樹,影山和郎,小形信男,”多方向強化複合材料積層板の圧縮特性に関する層厚さの影響”,日本複合材料学会誌,34,5,(2008),173-181
• H. Sasayama, K. Kawabe, S. Tomoda, I. Ohsawa, K. Kageyama and N. Ogata, ”Effect of Lamina Thickness on First Ply Failure in Multidirectionally Laminated Composites” , Proc. 8th Japan International SAMPE Symposium & Exhibition (JISSE-8) , (2003-11) , pp. 1315-1318

タイトルに関連する用語 (2件)： 薄層 ,  プリプレグ