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J-GLOBAL ID：201502204044048129   整理番号：15A1165379

花蜜食鳥の消化能力に及ぼすニコチンの影響はこのアルカロイドに対するその相対的耐性を反映する

Effects of nicotine on the digestive performance of nectar-feeding birds reflect their relative tolerance to this alkaloid

著者 (2件)： LERCH-HENNING S. (Dep. of Zoology and Entomology, Univ. of Pretoria, Private Bag X20, Hatfield 0028, South Africa) ,  NICOLSON S.W. (Dep. of Zoology and Entomology, Univ. of Pretoria, Private Bag X20, Hatfield 0028, South Africa)
資料名： Comparative Biochemistry and Physiology. A. Molecular & Integrative Physiology  (Comparative Biochemistry and Physiology. A. Molecular & Integrative Physiology)
巻： 190  ページ： 47-53  発行年： 2015年12月 
JST資料番号： C0461B  ISSN： 1095-6433  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Nicotiana属の花蜜に自然に存在するアルカロイドニコチンが,どのようにして花蜜食鳥の代償性摂食及び消化能力に影響を及ぼすのかについて調べた。高ニコチン濃度はシロハラタイヨウチョウCinnyris talatala及びミドリメジロZosterops virensの代償性摂食及び見かけの同化効率に負の影響を及ぼしたが,ニコチンは後者の種においてのみ腸通過時間を遅くした。対照的に,サンショクヒヨドリPycnonotus tricolorの食物摂取及び消化能力は50μMの濃度までニコチンにより影響を受けなかった。ヒヨドリは本来果実を常食とし,それ故にタイヨウチョウや恐らくメジロよりも二次代謝産物に曝された。その餌料は毒素に富んでいたので,果実を常食とする鳥類は,花蜜食鳥よりも効率的な解毒戦略を進化させたように思われる。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： 分泌物 ,  消化 ,  耐化学性 ,  *タバコアルカロイド ,  タバコ属 ,  摂食 ,  濃度依存性 ,  *スズメ類 ,  同化 ,  二次代謝産物 ,  果実【器官】 ,  解毒 ,  生物進化 ,  時間 ,  *消化系生理 ,  窒素複素環化合物 ,  薬物
準シソーラス用語： Cinnyris talatala ,  Pycnonotus tricolor ,  Zosterops japonica ,  花蜜 ,  消化管通過時間 ,  Nicotiana

分類 (3件)： 生物学的機能  (EB02020R) ,  植物の生化学  (EH01050J) ,  消化系一般  (EJ06010G)

物質索引 (1件)： ニコチン

タイトルに関連する用語 (7件)： 花蜜 ,  食鳥 ,  消化 ,  能力 ,  ニコチン ,  アルカロイド ,  耐性