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J-GLOBAL ID：201502204270382597   整理番号：15A1364258

コンクリート水路橋に発達したひび割れ損傷のAE波特性

著者 (4件)： 島本由麻 (新潟大 大学院自然科学研究科) ,  鈴木哲也 (新潟大 自然科学系 (農)) ,  稲葉一成 (新潟大 自然科学系 (農)) ,  森井俊広 (新潟大 自然科学系 (農))
資料名： コンクリート構造物の補修,補強,アップグレード論文報告集  (Proceedings of the Concrete Structure Scenarios, JSMS)
巻： 15  ページ： 343-348  発行年： 2015年10月16日 
JST資料番号： L6941A  ISSN： 1346-7492  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本論では,既設コンクリート水路橋に顕在化したひび割れを対象として,突発型AEの抽出方法を検討した結果を報告する。突発型AEの抽出には,高速フーリエ変換によるピーク周波数,AIC法による信号到達時間および減衰時間までの区間にAIC法を適用し算出した信号到達時間を用いて,それぞれの抽出精度を比較した。検討の結果,改良したAIC法による信号到達時間とFFTピーク周波数の2つをしきい値として用いた場合,水位15cm以上で目視との合致率が76%以上となることが明らかになった。すべての抽出方法で水位が10cm以下となると合致率が低下することが確認された。水位変動によって,環境ノイズの周波数特性が変化することが示唆された。(著者抄録)

シソーラス用語： *アコースティックエミッション ,  *管路橋 ,  *コンクリート橋 ,  *亀裂 ,  損傷 ,  高速Fourier変換 ,  評価基準 ,  抽出 ,  減衰時間 ,  水位
準シソーラス用語： AE ,  AIC ,  *水路橋

分類 (2件)： 橋梁工学一般  (RC06010Y) ,  橋梁の破壊,保守,その他  (RC06080X)

引用文献 (7件)：

• 日本コンクリート工学協会:第3章ひび割れの原因推定,コンクリートのひび割れ調査,補修・補強指針-2013-,pp.41-62,2013.
• 大津政康:アコースティック・エミッションの特性と理論(第2版),森北出版,pp.1-10,2005.
• Suzuki, T., H. Ogata, R. Takada, M. Aoki and M. Ohtsu : Use of Acoustic Emission and X-Ray Computed Tomography for Damage Evaluation of Freeze-Thawed Concrete, Construction and Building Materials, 24, pp.2347-2352, 2010.
• 伊藤海太,榎学:連続計測されたレーザAE波形の時間周波数解析によるノイズ低減,日本金属学会誌,Vol.71,No.11,p.1061-1065,2007.
• 前田直樹:地震波自動処理システムにおける読み取り及び評価,地震2輯,Vol.38,No.3,pp.365-380,1985.

タイトルに関連する用語 (5件)： コンクリート水路 ,  発達 ,  ひび割れ ,  損傷 ,  AE波