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J-GLOBAL ID:201502204298212610   整理番号:15A0735433

終末期肝疾患患者の機能状態と心拍変動:栄養状態との関連

Functional status and heart rate variability in end-stage liver disease patients: Association with nutritional status
著者 (8件):
資料名:
巻: 31  号: 7-8  ページ: 971-974  発行年: 2015年07月 
JST資料番号: T0836A  ISSN: 0899-9007  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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筋肉機能不全と心拍変動(HRV)は進行した肝疾患患者の一般的症状で,これらはいずれも不良転帰につながる。栄養失調はこのような患者に多く見られるが,栄養失調とHRVとの関連はまだ研究されていない。本研究では進行した肝疾患患者の短期HRV,機能および栄養状態を調べた。栄養および機能状態は主観的包括評価,握力(動力計, JAMAR),6分間歩行テスト(6MWT)時の歩行速度で測定した。心臓仕事量負荷指標(CWI)を用いて(6MWT)に対する反応を調べた。短期HRVの時間領域(標準-標準間隔のSD[SDNN]),超低,低,高頻度領域をRS800 CX(Polar,Finland)とCardioseriesソフトウェア(ブラジル)で測定した。42人の肝疾患患者(男性62%)のうち栄養失調は62%であった。栄養失調の被験者は機能状態低下を示し,栄養状態の良い被験者に比べてSDNNが41%低く,CWIが14%大きかった(P<0.05)。また,CWIはSDNN(r=0.414;P<0.05)および歩行速度(r=0.598;P<0.05)と負に相関し,特に栄養失調被験者では相関が高かった(r=0.650;P<0.05)。これらのデータから,肝臓疾患で栄養失調の患者は機能状態低下に関連する心血管リスクが高く,これは移植前後の病状経過での不良転帰に関連すると考えられた。また,HRVに関連する6MWTは心血管合併症リスクの高い肝疾患患者のスクリーニングに有効なツールであると考えられた。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
消化器の疾患  ,  循環系の疾患  ,  代謝異常・栄養性疾患一般 

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