抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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台風通過に伴い日本海沿岸で発生する急潮について,台風経路により急潮発生の主要因である近慣性周期変動の強弱や増幅する海域が異なることが考えられるが,観測事実から示した例は無い。2004年の6月から10月にかけて,様々な経路で8個の台風が本州付近を通過した。本研究では,これらの台風が通過した時期に丹後半島周辺の10点で得られた長期係留観測記録を解析し,台風経路による近慣性周期変動の増幅の違いについて調べた。台風のケースによって,近慣性周期変動の増幅に違いが見られた。台風が日本海沖合を通過し,日本海上で強い風が吹く領域が広いケースほど岸近傍での近慣性周期変動の増幅が大きいことが分かった。(著者抄録)