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J-GLOBAL ID:201502204379855516   整理番号:15A0228120

プロスタグランジンD2は,DP1受容体を介してヒト結腸におけるイオン輸送を制御する

Prostaglandin D2 regulates human colonic ion transport via the DP1 receptor
著者 (18件):
資料名:
巻: 122  ページ: 87-91  発行年: 2015年02月01日 
JST資料番号: B0699B  ISSN: 0024-3205  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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目的:プロスタグランジンD2(PGD2)はマスト細胞から放出され,アレルギーで重要な役割を果たしている。消化管の機能での役割はまだ明らかではない。本研究の目的は,外因性PGD2がex vivoでの正常ヒト直腸粘膜でのイオン輸送に及ぼす影響について明らかにすることであった。材料と方法:粘膜シートをUssingチャンバー内に配置し,電圧をゼロ電位に固定した。イオン輸送は短絡回路の変化として定量化した。別の実験で,上皮細胞の単層またはカルシウムキレーションにより単離した結腸クリプトをPGD2で処理し,ELISAを用いてcAMPレベルを決定し,または蛍光定量法を用いてカルシウムレベルを決定した。重要所見:PGD2は塩化物の分泌を高めることによって短絡回路の電流を,持続的に,濃度依存的に上昇させた。(EC50=376nM)。選択的DP1受容体拮抗剤であるBW A686CがPGD2誘発性の短絡回路電流の上昇を阻害したが,PGE2誘発性の上昇は阻害しなかったことから,このPGD2の作用はDP1受容体を介して伝達される。PGD2はまた単離した結腸クリプトにおいて細胞内cAMPを上昇させたが,サイトゾル中のカルシウムには影響しなかった。PGD2は単離したヒト結腸粘膜において濃度依存的な形で塩化物の分泌を誘発したが,これに合わせて上皮細胞ではサイトゾルcAMPも上昇した。意義:ヒト小腸でのイオン輸送制御に関するDP2受容体サブタイプの関与については検討されてこなかった。炎症刺激がエイコサノイドの産生を誘導する可能性があることから,こうした経路の選択的制御が治療戦略の決定および疾患の理解において重要である可能性がある。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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その他の脊椎動物ホルモン  ,  細胞膜の輸送  ,  消化器の基礎医学 
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