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J-GLOBAL ID：201502204421977849   整理番号：15A1013366

溶融物から成長したα-レゾルシノールの非対称結晶の分子機構

The Molecular Mechanism of α-Resorcinol’s Asymmetric Crystal Growth from the Melt

著者 (5件)： ECTORS Philipp (Univ. Erlangen-Nuernberg, Erlangen, DEU) ,  SAE-TANG Wang (Chulalongkorn Univ., Bangkok, THA) ,  CHATCHAWALSAISIN Jittima (Chulalongkorn Univ., Bangkok, THA) ,  ZAHN Dirk (Univ. Erlangen-Nuernberg, Erlangen, DEU) ,  ANWAR Jamshed (Lancaster Univ., Lancaster, GBR)
資料名： Crystal Growth & Design  (Crystal Growth & Design)
巻： 15  号： 8  ページ： 4026-4031  発行年： 2015年08月 
JST資料番号： W1323A  ISSN： 1528-7483  CODEN： CGDEFU  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 溶融物から成長したα-レゾルシノールの結晶成長機構を分子動力学シミュレーションによって研究した。極性軸を正確に描いている(011)と(001-)半面の結晶成長速度をシミュレートした結果,極性軸に沿った結晶成長の非対称性は成長の遅い(001)面から生じることがわかった。この理由を2つ示した。1)溶媒成長表面におけるレゾルシノール分子を結晶格子に合わせて配列する力は弱い。2)赤色のC₂配座異性体の存在がこの面に出現する結晶層への取り込みに対してある程度の選択性を示している。このため,格子欠陥が回復するまで結晶成長は妨げられる。これらの因子の複雑な相互作用はレゾルシノールの結晶成長に大きな影響を及ぼして,各面に接近する分子の配向や立体配座における静電場効果,局所的分子認識,および流体の表面張力効果に差が生じることがわかった。分子認識に影響を及ぼす特定の要因は極性軸に沿った非対称成長が極性結晶に共通の特徴であることを示唆している。

シソーラス用語： *液相成長 ,  反応機構 ,  分子動力学 ,  計算機シミュレーション ,  成長速度 ,  *結晶方位 ,  *立体異性体 ,  格子欠陥 ,  界面張力 ,  多価フェノール

分類 (2件)： 固-液界面  (CB12050B) ,  有機化合物の結晶成長  (BK13070E)

物質索引 (1件)： レソルシノール

タイトルに関連する用語 (6件)： 溶融物 ,  成長 ,  レゾルシノール ,  非対称 ,  結晶 ,  分子機構