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J-GLOBAL ID:201502204429939342   整理番号:15A1283905

正に荷電した残基類の側鎖長の探索によるHIV Tat/TAR媒介蛋白質発現の減弱化

Attenuating HIV Tat/TAR-mediated protein expression by exploring the side chain length of positively charged residues
著者 (6件):
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巻: 13  号: 45  ページ: 11096-11104  発行年: 2015年12月07日 
JST資料番号: A0499C  ISSN: 1477-0520  CODEN: OBCRAK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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RNAは,多様な細胞機能やウイルスのプロセスに関係する薬剤標的である。HIV TAR RNA-Tat蛋白質の相互作用を阻害する分子類は,Tat/TARに依存的な蛋白質発現を弱める可能性を有し,抗HIV治療法として使用できるものと期待される。著者らは,複雑な側鎖長を有する正に荷電した複数の残基を組み込むことにより,強化した細胞内活性を有し,TAR RNAに結合可能なペプチド類の設計を試みた。Tat由来のペプチド類を対象として,これを様々な側鎖長を有する正に荷電した残基により多様に置換したペプチド類をあらたに調製し,TAR RNA結合に対する評価を行った。異なる側鎖長を有する正に荷電した残基類を,Tat由来ペプチドのArgおよびLysのそれぞれの位置に組込み,TAR RNA結合が強化されるかを調べた。本研究で調製したペプチド類は,もとのTat由来ペプチドと比較して,TAR RNA結合親和性,細胞取込み,核の局在化,タンパク質分解抵抗,および細胞内Tat/TAR依存蛋白質発現の阻害などが強化されており,かつ細胞毒性を有しないことがわかった。明らかに,これらのペプチドによる蛋白質発現の強化阻害は,RNA結合親和性で決定されるものではなく,蛋白質分解抵抗によるものであることが示唆された。実際上は,TARに対する高い結合親和性だけでなく,より高い結合選択性が必要である。重要なこととは,正に荷電した残基側鎖長を変える方法は,現実的戦略として,有用なRNA標的生理活性分子類の生産に繋がるものと期待される。Copyright 2015 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST
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分類 (3件):
分類
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生物科学研究法一般  ,  蛋白質・ペプチド一般  ,  ペプチド 

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