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J-GLOBAL ID:201502204432572816   整理番号:15A0833452

蛍光活性化したハイパーポルフィリンによるDNAを超えるヒトテロメアRNAの特定のG-四重鎖構造の認識

Specific G-quadruplex structure recognition of human telomeric RNA over DNA by a fluorescently activated hyperporphyrin
著者 (7件):
資料名:
巻: 140  号: 15  ページ: 5169-5175  発行年: 2015年08月07日 
JST資料番号: A0392A  ISSN: 0003-2654  CODEN: ANALAO  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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生細胞中で重要な役割を果たすことが判明した,ヒトのテロメア反復配列を含むRNA(TERRA)は,唯一平行G四重鎖(G4)トポロジを採用する。しかし,平行(3+1)ハイブリッド,バスケット,および椅子トポロジを含む多型構造を有するDNA G4から,それを区別することにおいて困難さが生じるため,TERRA G4のために特定の高度に選択的な蛍光プローブを開発することは大きな課題である。本研究では,TERRAを標的化するのに最も効率的な蛍光プローブとして,種々のポルフィリンから5,10,15,20-テトラキス(3,5-ジヒドロキシフェニル)ポルフィリン(TOHdPP)を選択した。レッドシフトしたスペクトル帯と増強された蛍光発光に有利である,TOHdPPのハイパーポルフィリンスペクトルを活性化することにおいて,TERRA結合だけが効果的であることを見出した。TERRA G4の構造に関する以前の研究と現在の実験から,TOHdPPが1:2のサンドイッチ関係を介して,2つのTERRA G4の5′テトラッドと最も相互作用する可能性が高いことを予測する。リボースの2′-OHは,TERRAに特異的なループアデニン残基拡張テトラッドG4面に有利であり,したがってG4のテトラッドとのπスタッキングに加え,ハイパーポルフィリン効果により要求されるように,テトラフェニル置換基とポルフィリン大環状化合物の間の効率的な電子通信をもたらすために,TOHdPPはこの下部構造とも相互作用するはずである。TOHdPPの8つのヒドロキシル置換基の,TERRAの骨格のリン酸塩の酸素原子との水素結合相互作用は,結合選択性におそらくさらに寄与する。本研究は,選択的なTERRA G4の蛍光プローブとして,また有望なTERRAベースのセンサレポーターとしてのTOHdPPPの可能性を実証する。Copyright 2015 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST
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分類 (2件):
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核酸一般  ,  分光分析 

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