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J-GLOBAL ID:201502204435117443   整理番号:15A0891472

果物のフェノール代謝産物である馬尿酸のex vivoでの抗血小板活性化の可能性

The ex vivo antiplatelet activation potential of fruit phenolic metabolite hippuric acid
著者 (3件):
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巻:号:ページ: 2679-2683  発行年: 2015年08月05日 
JST資料番号: W2339A  ISSN: 2042-6496  CODEN: FFOUAI  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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ポリフェノールの豊富な果物及び野菜の摂取は,血栓形成に大きく関与する血小板機能亢進の低下と関連している。本研究は,血小板活性化に関連する血栓形成の低減における植物性環状ポリオール類,フェノール酸類及びポリフェノール類の優勢な代謝産物である馬尿酸の役割の可能性を調べるために実施した。空腹血液サンプルを健康な被験者13名から採取して,活性化に依存する血小板表面マーカー発現に及ぼす馬尿酸の変化する濃度(100μM,200μM,500μM,1mM及び2mM)の影響を分析した。プロカスパーゼ活性化化合物-1(PAC-1)及びP-セレクチン/CD62Pモノクローナル抗体をフローサイトメトリーにより,それぞれ血小板活性化関連構造変化及びα-顆粒放出を評価するために使った。血小板はex vivoにおいて,血小板活性化のP2Y1/P2Y12-アデノシン二リン酸(ADP)経路を介して刺激した。1mM及び2mMの濃度での馬尿酸は,ADPにより誘導されたP-セクレチン/CD62P発現を有意に低減した(それぞれp=0.03及びp<0.001)。2mM濃度の馬尿酸もまた,PAC-1活性化依存性抗体発現を抑制した(p=0.03)。馬尿酸の高いex vivoでの濃度はしたがって,有意にP-セクレチン及びPAC-1発現を減少し,このため,血小板活性化及び凝固の可能性を低下した。しかしながら,果物摂取後の1日あたりの尿中に11mMまでの馬尿酸は排泄できるが,250~300μMのヒト血漿中の馬尿酸に対する記録されたCmaxで,能動的に排泄される。これは本研究において生物活性であることを示した1~2mMの血中濃度より低い。測定した経路による果物及び野菜の摂取の血管疾患に対する保護作用への馬尿酸の関与は,したがって低いが,抗血小板薬の用量の低下と相乗的であり,現在の抗血小板薬感受性集団における血栓のリスク低下に役立つ。Copyright 2015 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST
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分類 (3件):
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果実とその加工品  ,  動物の代謝と栄養一般  ,  線維素溶解・血液凝固 

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