抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
SOFCトリプルコンバインドサイクルは加圧条件で運転されるため,加圧条件においてSOFCの性能表示式を用いた性能要因分析技術の有効性を確認する必要がある。平板型SOFC単セルを用いて,SOFCの各性能要因における圧力依存性を検討することにより,次のことを明らかにした;(1)開回路電圧の加圧による向上は理論起電力の圧力依存性とほぼ一致し,電流電圧特性は直線近似が可能なので,加圧条件下でも性能表示式による性能要因分析が可能であることを確認した。(2)内部抵抗は圧力依存性を示さず,カソード抵抗は酸素分圧のー0.5乗で整理でき,アノード抵抗は,ガス分圧に依存しない定数b
0を加えることによって,水素分圧のー0.5乗,水蒸気分圧の1乗で整理できる。(3)SOFCの性能表示式を用いて,平板型SOFC単セルの加圧性能の要因分析を行ったところ,加圧することにより,開回路電圧の上昇分と,カソード過電圧の低減分により加圧性能が向上することが,分かった。以上により,加圧条件下でもSOFCの性能表示式を用いた性能要因分析が可能であることを,検証できた。