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J-GLOBAL ID:201502204464991977   整理番号:15A0903329

tRNAProのUGGイソ受容体は自然にフレームシフトしやすい

The UGG Isoacceptor of tRNAPro Is Naturally Prone to Frameshifts
著者 (4件):
資料名:
巻: 16  号:ページ: 14866-14883 (WEB ONLY)  発行年: 2015年07月 
JST資料番号: U7038A  ISSN: 1422-0067  CODEN: IJMCFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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天然のtRNAsは遺伝コードの読取能力を拡張するため,不安定位置に対ししばしば転写後修飾を抑制する。これらの修飾のいくつかは,不安定位置に不完全なコドン-アンチコドン対を与える能力ゆえに,tRNAに対し代替のリーディングフレームへのシフト傾向を誘導する。一例として,不安定ヌクレオチドU34が4つのプロリンコドン(5’-CCA,5’-CCC,5’-CCG及び5’-CCU)全てを読取るため,cmo5U34に転写後修飾される大腸菌tRNAProの天然のUGGイソ受容体がある。修飾アンチコドンのCCCコドンとの対合は,CCA及びCCGコドンに対し比較的弱いので,このtRNAは不安定なmRNA配列CCC-CGにおいて+1及び+2-フレームの両方に容易にシフトできた。不安定位置におけるコドン-アンチコドン対の高い安定性により推進されて,+2-フレームへのシフトがより優勢であることを示した。両タイプのシフトはともに,転座後複合体におけるtRNAの停滞時又はAからP部位へのシフト時に起こることが,動力学解析により示唆された。重要なことは,+1-フレーム後複合体はペプチジル転移に対し活性であるが,+2-フレーム複合体は弱いペプチジルドナーであった。これまでの研究をまとめると,+1シフトはアンチコドンループ中で付加的に転写後修飾されたm1G37ヌクレオチドにより抑制されるが,+2シフトはリボソームにより抑制され,リーディングフレーム維持の総合的品質管理におけるリボソームの役割を支えると言う,+1及び+2-フレームシフトの間の機構的相違を見出した。(翻訳著者抄録)
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遺伝子発現 
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