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J-GLOBAL ID：201502204465592790   整理番号：15A1070832

地震により損傷した鉛プラグ入り積層ゴム支承の特性評価に関する実験的研究

EXPERIMENTAL EVALUATION OF PROPERTY OF LEAD RUBBER BEARING DAMAGED DUE TO EARTHQUAKE

著者 (2件)： 篠原聖二 ((独)土木研究所 構造物メンテナンス研究センター) ,  星隈順一 ((独)土木研究所 構造物メンテナンス研究センター)
資料名： 土木学会論文集 A1(構造・地震工学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. A1 (Structural Engineering & Earthquake Engineering) (Web))
巻： 71  号： 4  ページ： I.587-I.599 (J-STAGE)  発行年： 2015年 
JST資料番号： U0201A  ISSN： 2185-4653  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,地震による損傷や経年的な影響に伴う材料特性の変化がゴム支承の力学的特性に与える影響などを評価するために,東北地方太平洋沖地震によりき裂損傷が発生した鉛プラグ入り積層ゴム支承を用いて,支承の外観調査,力学的特性の試験,切断による内部調査,切り出したゴム試験片を用いた材料特性の評価を行った.撤去支承を対象とした有効設計変位におけるせん断試験の結果,出荷時と比べて剛性は大きくなり,減衰能が低下していることが確認された.これは,ゴム材料の硬化や下鋼板とゴム層の境界部に生じたき裂が要因であると考えられる.また,設計限界変位に対する正負交番繰返しせん断試験の結果,支承によって,安定した履歴ループを示したケースと,1サイクル目の載荷において設計限界変位に相当するせん断ひずみ250%に至る前に破断したケースの双方が確認された.(著者抄録)

シソーラス用語： 大地震 ,  *免震装置 ,  損傷 ,  剪断試験 ,  減衰能 ,  剪断歪 ,  ゴム ,  *免震構造 ,  物理的性質 ,  支点 ,  積層ゴム
準シソーラス用語： *鉛プラグ入り積層ゴム支承 ,  東北地方太平洋沖地震 ,  力学的特性

分類 (1件)： 建築物の耐震,免震,制震,防振  (RB01035P)

引用文献 (11件)：

• 建設省道路局:兵庫県南部地震により被災した道路橋の復旧に係る仕様,1995.
• (財)土木研究センター: 建設省道路橋の免震設計法マニュアル(案),1992.
• (社)日本道路協会:道路橋示方書・同解説 V耐震設計編, 1996.
• 山田金喜,曽田信雄,木水隆夫,広瀬剛,名古屋和史, 鈴木基行:東北地方太平洋沖地震により被災した東部高架橋のゴム支承に関する解析的検討,構造工学論文集, (公社)土木学会,Vol.59A,pp.527-539,2013.
• 曽田信雄,山田金喜,木水隆夫,広瀬剛,鈴木基行:東北地方太平洋沖地震により破断した積層ゴム支承の性能試験,構造工学論文集,(公社)土木学会,Vol.59A,pp.516-526,2013.

タイトルに関連する用語 (5件)： 地震 ,  損傷 ,  鉛プラグ入り積層ゴム支承 ,  特性評価 ,  実験的研究