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J-GLOBAL ID:201502204466211502   整理番号:15A0780862

レーザー加工技術の金型分野への応用 研究事例 1 レーザーピーニング技術の実用化と金型分野への適用

著者 (1件):
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巻: 30  号:ページ: 022-025  発行年: 2015年06月01日 
JST資料番号: X0147A  ISSN: 0912-5582  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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レーザーピーニング技術は,金属レーザー衝撃硬化として,米国バッテル研究所で開発された技術である。ここでは,筆者らが最近開発した”間接型レーザーピーニング技術”も含めて紹介した。通常,金属表面に5~15GW/cm2という高ピーク出力密度の超短パルスレーザーを照射すると,その表面は瞬時に5000°C以上に加熱され,金属材料では加熱・溶融・蒸発・イオン化が1億分の3秒くらいで起こり,高圧プラズマが瞬時に生じる。このプラズマ気体は放射状に空間に広がろうとし,金属内部に衝撃波が生じる。水などのレーザー干渉層があるとプラズマが閉じ込められ,表面から内部方向に強い衝撃波が伝わる。生じるプラズマ圧力で,金属内部に衝撃波が伝播し,金属表面に塑性変形が生じる。塑性変形による圧縮残留応力は,疲労強度を高め,応力腐食割れの防止,疲労亀裂の進展防止などに有効である。筆者が新しく開発した間接型レーザーピーニングは,部材表面にレーザー吸収粉体層シートを設け,その上に水などのレーザー干渉層を準備し,高ピーク出力密度の超短パルスレーザーにより生じる高圧プラズマでこのシートを塑性変形させ,ディンプルを転写するとともに,シート底部に付着している粉体を部材に打ち込む技術である。この処理により,減摩剤Mo2Sを打ち込むことができた。炭素鋼表面に従来型レーザーピーニング処理をすると,表面から約400μm深さまで残留応力が分布し,工具鋼では約1100MPaの圧縮在留応力が得られた。間接型レーザーピーニング処理で,摺動性改善や耐焼き付き性などの効果を確認している。
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
熱的操作によらぬ硬化  ,  特殊加工 

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