文献
J-GLOBAL ID:201502204467185807   整理番号:15A1349958

東シベリアのYeniseyリッジの多段階変成岩複合岩体に対するP-T-tの制約:新原生代古大陸への示唆

P-T-t constraints on polymetamorphic complexes of the Yenisey Ridge, East Siberia: Implications for Neoproterozoic paleocontinental reconstructions
著者 (6件):
資料名:
巻: 113  号: P1  ページ: 391-410  発行年: 2015年12月01日 
JST資料番号: E0267C  ISSN: 1367-9120  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
シベリアクラトンの西縁に位置するYenisey剪断帯(Garevka複合岩体)中の泥質性片麻岩と片岩の研究は,Yeniseyリッジのテクトニクス史に重要な制約を与える。ガーネットの斑状変晶の異なる成長帯におけるモンゾナイトとゼノタイムのU-Th-Pb年代測定と,ガーネットの塁帯構造のP-T経路計算から,3つの変成時期が明らかになった。最初の変成イベントは中原生代-新生代前期のグレンビル造山運動期に起こったもので,4.8-5.0kbar,565-580°Cにおける低圧変成作用であり,変成場の勾配はdT/dz=20-30°C/kmである。2つの変成作用は,801-793Maの新原生代中期のもので,大陸衝突による中圧(7.7-7.9kbar,630°C)下で,dT/dz<10°C/kmである。最後の変成作用は,削剥による後退変成作用によるもので,時期は785-776Ma,4.8-5.4kbar,500°Cで,dT/dz<14°C/kmである。このとき剪断帯では地殻上部まで隆起した。衝突後の削剥が進んだ期間は1600万年を超えない。このことから,削剥速度は500-700m/Myrと推定された。この結果は,YeniseyリッジのTeya複合岩体での同時代の大陸衝突によって地殻の厚さが増加して起こった変成作用で推定された結果と一致している。また,この結果は数値モデリングで得られた350m/Myrともよく合っている。地域的な地殻の進化におけるグレンビル期以降の変成時期は,同時代の変成岩で対比でき,同様の変成作用がロディニア大陸の北極海縁辺部のHalhalla造山帯にみられる。このことは,シベリア,北大西洋クラトン(ローレンシア,バルティカ,スバールバル)が8億年前ごろに近接していたことを示唆しており,新原生代におけるロディニア大陸の復元とも一致している。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
地質構造・テクトニクス  ,  年代測定  ,  岩石成因論 

前のページに戻る