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J-GLOBAL ID：201502204487248120   整理番号：15A1286075

補償光学の新展開-天体望遠鏡から顕微鏡へ 画像相関を利用した太陽観測のための補償光学

著者 (1件)： 三浦則明 (北見工大)
資料名： 光学  (Japanese Journal of Optics)
巻： 44  号： 10  ページ： 379-383  発行年： 2015年10月10日 
JST資料番号： G0125B  ISSN： 0389-6625  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 太陽表面では,様々な動的な現象が天体望遠鏡の回折限界に匹敵するほどの空間スケールで発生している。このような物理現象を総合的に理解するためには,高空間分解能・高時間分解能で太陽を観測することが必要である。太陽望遠鏡は比較的小口径であるが,高性能な補償光学装置が必要となる。本論文では,太陽補償光学系について紹介した。特に,相関を用いた波面センシングを重点的に解説した。画像相関による波面計測法や,画像相関を用いた位置ずれ検出法を述べ,位置ずれからの波面展開を説明した。サブ開口での位置ずれ検出を複数CPUコアで並列計算する方法を開発し,計算コストを低減した。

シソーラス用語： *適応光学 ,  *結像 ,  *光学顕微鏡 ,  *天体望遠鏡 ,  相関 ,  画像分析 ,  *太陽 ,  限界 ,  回折 ,  空間分解能 ,  時間分解能 ,  光学系 ,  検出 ,  光センサ ,  間隙 ,  並列演算 ,  位置ずれ ,  回折限界 ,  太陽望遠鏡
準シソーラス用語： 画像相関 ,  波面センシング ,  補償光学

分類 (3件)： 光の像形成  (BD03050I) ,  光学顕微鏡,望遠鏡  (QF05050R) ,  宇宙線・天体物理観測技術  (DB01000N)

引用文献 (13件)：

• T. Rimmele: Proc. SPIE, 5490 (2004) 34-46.
• L. C. Johnson, K. Cummings, M. Drobilek, S. Gregory, S. Hegwer, E. Johansson, J. Morino, K. Richards, T. Rimmele, R. Sekulic and F. Woger: Proc. SPIE, 9148 (2014) 91481S.
• D. Schmidt, T. BerkFeld, F. Heidecke, A. Fischer, O. von der Luhe and D. Soltau: Proc. SPIE, 9148 (2014) 91481T.
• D. Schmidt, N. Gorceix, X. Zhang, J. Marino, R. Coulter, S. Shumko, P. Goode, T. Rimmele and T. Berkfeld: Proc. SPIE, 9148 (2014) 91482U.
• N. Miura, T. Kobayashi, S. Sakuma, S. Kuwamura, N. Baba, Y. Hanaoka, S. Ueno and R. Kitai: Opt. Rev., 13 (2006) 338-345.

タイトルに関連する用語 (6件)： 補償光学 ,  展開 ,  天体望遠鏡 ,  顕微鏡 ,  画像相関 ,  太陽観測