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J-GLOBAL ID：201502204496201900   整理番号：15A1092654

バイオマス迅速熱分解で得られたバイオ油の相安定性制御

Controlling the Phase Stability of Biomass Fast Pyrolysis Bio-oils

著者 (7件)： OASMAA Anja (VTT Technical Res. Centre of Finland, Ltd., Espoo, FIN) ,  SUNDQVIST Tom (VTT Technical Res. Centre of Finland, Ltd., Espoo, FIN) ,  KUOPPALA Eeva (VTT Technical Res. Centre of Finland, Ltd., Espoo, FIN) ,  GARCIA-PEREZ Manuel (Washington State Univ., Washington, USA) ,  SOLANTAUSTA Yrjoe (VTT Technical Res. Centre of Finland, Ltd., Espoo, FIN) ,  LINDFORS Christian (VTT Technical Res. Centre of Finland, Ltd., Espoo, FIN) ,  PAASIKALLIO Ville (VTT Technical Res. Centre of Finland, Ltd., Espoo, FIN)
資料名： Energy & Fuels  (Energy & Fuels)
巻： 29  号： 7-8  ページ： 4373-4381  発行年： 2015年07月 
JST資料番号： E0805B  ISSN： 0887-0624  CODEN： ENFUEM  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 迅速熱分解バイオ油の燃料市場への参入が始まったが相安定性情報が乏しい。バイオ油中の水溶性と水不溶性化合物は均一相或いは2個別相の両方を形成でき,これを相分離と呼んできた。相分離は熱分解蒸気がバイオ油に凝縮した直後或いは長期貯蔵後に発生する。本研究はバイオ油の相分離がどの様に組成に関連するかを明らかにし,化学組成に基づく安定性指数によって相分離の確率が予測できるかを示した。溶媒抽出を用いて研究したバイオ油の化学組成を特性化し,これがC1~C6含酸素分子(共溶剤),水不溶分子,無水糖と言った水可溶分子の3マクロ画分混合物として化学組成を記述した。得られた結果は両画分を溶解し均一に維持する為に必要な共溶剤量が化学組成によって変わることを示した。均一バイオ油維持に必要な共溶剤量は15~30wt%であった。新鮮及び経時バイオ油の化学組成と均一性間の相関を三元相図で示した。またモデル化合物を用いてこの相図をカバーする追加実験を実施した。

シソーラス用語： *バイオマス ,  *熱分解 ,  *油 ,  *相安定性 ,  不溶性 ,  安定判別 ,  *相分離 ,  予測 ,  化学組成 ,  *状態図 ,  *プロセス解析 ,  溶媒抽出 ,  アンヒドロ糖 ,  水溶性
準シソーラス用語： *高速熱分解 ,  *バイオ油 ,  安定性評価基準 ,  確率予測 ,  *相図 ,  無水糖 ,  水可溶性 ,  三元系相図

分類 (3件)： 有機物質からなる多成分系の相平衡・状態図  (CB03016J) ,  生物燃料及び廃棄物燃料  (LB02020Y) ,  石油と石油製品の性質,分析,試験  (YF02020X)

タイトルに関連する用語 (4件)： バイオマス ,  熱分解 ,  バイオ油 ,  相安定性