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J-GLOBAL ID：201502204506710964   整理番号：15A0186357

モバイル端末のGPS時刻を用いた片道伝送遅延時間測定の測定精度

Accuracy of one way packet transmission delay measurements with GPS clocks on mobile terminals

著者 (4件)： 葉玉寿弥 (防衛大) ,  小倉雅樹 (防衛大) ,  千葉直樹 (防衛大) ,  中村僚兵 (防衛大)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 114  号： 289(CS2014 54-72)  ページ： 13-18  発行年： 2014年10月30日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ブロードバンドネットワークを介したリアルタイムな遠隔機器制御技術の研究を進めている。遠隔機器制御の操作特性に大きな影響を与えるネットワークの伝送遅延を様々な場所において手軽に測定することを目的として,携帯端末上で動作するソフトウェアツール(GPS time stamp sender:GTSS)を試作した。Google社のAndroid OSで動作する携帯端末の多くはGlobal Positioning System(GPS)機能を備えており,位置情報のみならず精度の高い時刻情報を得ることができる。GTSSはこの時刻情報をIPデータグラムに書き込みサーバに向けて送信する。サーバがGPSと同期したクロックをもっていれば,送られてきた時刻情報と受信時刻との差分により片道伝送遅延を測定できる。ただし,Android OSは様々なタスクを同時動作させるため,IPデータグラムで送る時刻情報とIPデータグラムの実際の送信時刻との間に誤差が生じ,これが伝送遅延時間の測定精度を低下させる原因となる。本稿ではGTSSを用いた伝送遅延の測定精度について調べた結果を示す。このような片道伝送遅延時間の測定技術の有効性について考察する。(著者抄録)

シソーラス用語： *携帯端末 ,  時間 ,  *遅れ ,  *時間測定 ,  *測定精度 ,  遠隔制御 ,  情報 ,  通信方式 ,  TCP/IP ,  支援プログラム ,  オペレーティングシステム ,  *単向通信 ,  *GPS
準シソーラス用語： *GPS【位置決め】 ,  Android ,  IP【プロトコル】 ,  タイムスタンプ ,  データグラム通信 ,  ネットワーク遅延 ,  *モバイル端末 ,  *遅延時間 ,  *伝送遅延

分類 (1件)： 移動通信  (ND08030H)

引用文献 (10件)：

• P. E. Ross: When Will We Have Unmanned Commercial Airliners?, IEEE Spectrum, http://spectrum.ieee.org/aerospace/aviation/when-will-we-have-unmanned-commercial-airliners, Nov.2011.
• 新田恭士,松尾修,北原成郎,黒田昇,田村圭司,“超長距離無人化施工技術の適用性に関する考察,“第13回建設ロボットシンポジウム,Sept.2012.
• 千葉直樹,都﨑達雄,葉玉寿弥,“無人機制御のための常時接続・低遅延映像伝送プロトコルの検討,“2014信学総大,B-8-42,通信講演論文集 2,p.314,2014.3(新潟大学).
• 葉玉寿弥,千葉直樹,小西都季史,田本彩香,“無線LAN経由の映像情報を用いた遠隔作業の作業能率,“2014信学総大,B-8-43,通信講演論文集2,p.315,2014.3(新潟大学).
• 葉玉寿弥,千葉直樹,小倉雅樹,中村僚兵,“リアルタイム遠隔機器制御のための無線LAN並列伝送プロトコルの特性評価,“信学技報,CS2014-21,July2014.

タイトルに関連する用語 (5件)： モバイル端末 ,  GPS ,  時刻 ,  伝送遅延時間 ,  測定精度