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J-GLOBAL ID:201502204544574447   整理番号:15A0906117

ネアンデルタール人を近い祖先に持つルーマニアの初期現生人類

An early modern human from Romania with a recent Neanderthal ancestor
著者 (22件):
資料名:
巻: 524  号: 7564  ページ: 216-219  発行年: 2015年08月13日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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ネアンデルタール人は,ヨーロッパでは約4万1000~3万9000年前に消滅したと考えられているが,現在のユーラシアの人々のDNAの1~3%に寄与している。今回我々は,ルーマニアのペシュテラ・ク・ワセ(Pestera cu Oase)で出土した4万2000~3万7000年前の現生人類のDNAを解析した。この標本に含まれるヒトDNAは少量であったが,濃縮法を用いて,この個体とネアンデルタール人および現代人との類縁関係に関する情報が得られる複数の部位を単離した。その結果,このワセ個体のゲノムは約6~9%がネアンデルタール人に由来することが分かった。この比率は,これまでに塩基配列が解読されたどの現生人類のものよりも高い。ネアンデルタール人由来の3つの染色体セグメントはサイズが50センチモルガンを超えており,この個体のわずか4~6世代前の祖先にはネアンデルタール人が1人いたことが示唆された。しかし,このワセ個体は,その後のヨーロッパ人と共有する対立遺伝子を東アジア人と共有する対立遺伝子よりも多く持っているわけではなく,このことからワセ集団はその後のヨーロッパの人々に実質的に寄与しなかったことが示唆される。Copyright Nature Publishing Group 2015
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分類 (2件):
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進化論一般  ,  人類学 
タイトルに関連する用語 (3件):
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