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J-GLOBAL ID:201502204549635150   整理番号:15A0816736

ヒートパイプを用いた製袋用熱刃の熱・温度特性

Heat and Temperature Characteristics of Heat and Seal Cutter for Making Bags with Heat Pipe
著者 (3件):
資料名:
巻: 15  号:ページ: 111-115 (J-STAGE)  発行年: 2015年 
JST資料番号: L4590A  ISSN: 1346-4930  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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製袋に用いる熱刃には,温度伝導性,温度均一性等の観点から,熱刃内に伝熱素子であるヒートパイプを水平方向に挿入したものが見られる。本研究では,ヒートパイプを水平方向に挿入した熱刃の熱・温度特性について検討する。具体的には,ヒートパイプを挿入した場合,熱刃主材以外の金属棒(銅棒)を挿入した場合,穴なし(挿入穴を加工していない状態)の場合について,熱刃断面方向の伝熱効率を種々の条件下の実験により検討する。また,熱刃の温度特性(定常時の熱刃先端温度分布,製袋時を想定した非定常温度特性)を検討する。本研究範囲において次の結論を得た。1)熱刃の断面方向の熱移動のみを考えた場合,挿入材としてヒートパイプや銅棒を挿入することにより,接触熱抵抗の影響が顕著となり,伝熱が阻害されることがわかった。2)熱刃の長手方向の熱移動を考えた場合,入力温度によらず,ヒートパイプの場合に最も優れた温度均一性を示した。3)熱刃にヒートパイプを挿入することにより,良好な温度回復特性が確認された。以上から,実際のポリプロピレンの製袋時において,ヒートパイプを水平方向に挿入した熱刃を用いることにより,高速度で製袋を行った場合にも,熱刃先端の温度むらが小さくでき,良好な製袋状態が実現できると考えられ,熱刃等にヒートパイプを水平方向に挿入することの有用性が明らかとなった。
シソーラス用語:
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分類 (2件):
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包装機械・設備  ,  熱交換器,冷却器 
引用文献 (4件):
  • 1) Oshima, K., Matsushita, T. and Murakami, M.: Heat Pipe Kogaku (in Japanese), Asakura Shoten (1979).
  • 2) Japanese Association for Heat Pipe: Jitsuyo Heat Pipe (in Japanese), Nikkan Kogyo Shimbun,Ltd. (1985).
  • 3) Gross, u. and Hahnw, E.: Heat Transfer in a Two-Phase Thermosyphon Operating with a Fluid in the Near Critical State, Int. J. Heat and Mass Transfer, 28-3 (1985), 589-601.
  • 4) The Japan Society of Mechanical Engineers: Dennetsu Kogaku Shiryo 5th Edition (in Japanese), The Japan Society of Mechanical Engineers (2009), 285.
タイトルに関連する用語 (3件):
タイトルに関連する用語
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