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J-GLOBAL ID：201502204556122460   整理番号：15A0335855

幾つかの系統発生的非類似度に関する注意点

A cautionary note on some phylogenetic dissimilarity measures

著者 (5件)： RICOTTA Carlo (Univ. Rome ‘La Sapienza’, Rome, ITA) ,  BACARO Giovanni (IRPI, CNR, Perugia, ITA) ,  BACARO Giovanni (Univ. Siena, Siena, ITA) ,  PAVOINE Sandrine (Museum National d’Histoire Naturelle, Paris, FRA) ,  PAVOINE Sandrine (Univ. Oxford, Oxford, GBR)
資料名： Journal of Plant Ecology  (Journal of Plant Ecology)
巻： 8  号： 1  ページ： 12-16  発行年： 2015年02月 
JST資料番号： W2355A  ISSN： 1752-9921  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 系統発生学情報の統合による群集生態学の研究が発展したが,近年幾つかのプロット間の系統発生学的非類似度が研究者によって指摘されている。結果的に,Q_AB,D_PWとD_PW′のような幾つかのプロット間系統発生的非類似度は2つの同一プロットに対してゼロとならなず,プロット間系統発生学的非類似度とβ多様性の計算にそれらが不適切であることを意味する。このことは,D_CW,D_IPあるいはD_RBのような最近傍指数がプロット間系統発生的非類似度に適するというわけではなく,最近傍指数は種間の最小系統発生的距離の計算が強い生物学的動機に基づいている場合にのみ唯一利用すべきであることを強調した。このような欠点を改善するためのプロット間(種間)の系統発生的非類似度の新たな規準(D_AB)を提案する。この規準は同一プロットに対してゼロを示し,さらに2つのプロットAとBに共通の種が存在せず,プロットAの1種とプロットBの1種に対してs_ij=0(d_ij=1)の場合に最大値をとり,合理的方法と考えられる。

シソーラス用語： *類似性 ,  アルゴリズム ,  遺伝子頻度 ,  統計解析 ,  図化 ,  系統樹 ,  *系統発生
準シソーラス用語： 遺伝的距離 ,  最近傍法 ,  *非類似度

分類 (1件)： 進化論一般  (EC03010Q)

タイトルに関連する用語 (3件)： 系統発生 ,  非類似度 ,  注意