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J-GLOBAL ID：201502204578502186   整理番号：15A0937192

H.265/HEVC対応ブロックサイズ適応型拡大ダイヤモンド動き探索法

Block-Size Adaptive Expanding Diamond Motion Search for H.265/HEVC

著者 (4件)： 西村隆太郎 (三重大 大学院工学研究科) ,  近藤利夫 (三重大 大学院工学研究科) ,  佐々木敬泰 (三重大 大学院工学研究科) ,  深澤祐樹 (三重大 大学院工学研究科)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 115  号： 96(IE2015 32-45)  ページ： 41-46  発行年： 2015年06月11日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 4Kの本格放送に続き,スーパーハイビジョンの試験放送開始が2016年に予定されるなど,動画像の高精細化が大きく進んでいる。この高精細の動画像の普及には,PC上でのスムースな符号化処理が必要不可欠であり,その符号化処理の大半を占める動き検出の高速化が強く求められている。その中で提案された動き検出法のTZSearchは,高検出精度と演算量低減を両立する点で定評があるものの,局所最適解への捕捉を回避するために,まばらな遠隔点の割合が多い拡大ダイヤモンド探索を繰り返すことから,演算量低減の要求を十分には満たせていない。そこで本研究では拡大ダイヤモンド探索の遠隔探索を適応的に省く周期的拡大ダイヤモンド探索に,異なるブロックサイズ間の探索特性の違いを活かした拡大とその拡大部分におけるマッチング画像のサブサンプリング率の制御と,対象ブロックの画素の分散値による拡大制御を組み合わせた動き検出法を提案する。また,この提案法を用いることで従来のTZSearchに比べAD演算回数を平均で83%低減し,メモリアクセス効率を平均で36%改善できることを示す。(著者抄録)

シソーラス用語： テレビジョン ,  HDTV ,  *画像符号化 ,  *動き検出 ,  近傍探索法 ,  解 ,  長さ ,  パターンマッチング ,  アルゴリズム
準シソーラス用語： 4K TV ,  スーパハイビジョン ,  *ブロックサイズ ,  ブロックマッチング ,  *画像圧縮動画像符号化 ,  局所最適解 ,  探索アルゴリズム

分類 (1件)： 図形・画像処理一般  (JE04010I)

引用文献 (6件)：

• High Efficiency Video Coding (HEVC). HM Reference Software. Available: https://hec.hhi.fraunhofer.de
• Xiu-li,Tang,Dai Sheng-kui,and Cai Can-hui. "An analysis of TZSearch algorithm in JMVC." Green Circuits and Systems (ICGCS), 2010 International Conference on. IEEE, 2010.
• 大久保榮,鈴木輝彦,高村誠之,中條健,H.265/HEVC教科書,ISBN:978-4-8443-3468-2, 2013年10月.
• Chen, Zhibo, et al. "Fast integer-pel and fractional-pel motion estimation for H. 264/AVC." Journal of Visual Communication and Image Representation 17.2 (2006): 264-290.
• Tourapis, Alexis M. "Enhanced predictive zonal search for single and multiple frame motion estimation." Electronic Imaging 2002. International Society for Optics and Photonics, 2002.

タイトルに関連する用語 (6件)： HEVC ,  ブロックサイズ ,  拡大 ,  ダイヤモンド ,  動き ,  探索法