抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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スルファミン酸は産業において広い応用を有し,エアロゾル及び雲粒の形成に対する効率的な核形成剤として作用することが示唆されてきた。スルファミン酸がエアロゾル形成において果たす役割の観点からそのホモ凝集の研究は重要である。水及びメタノール-水溶液からのスルファミン酸H
3N・SO
3,(ASA)に対する気相クラスター化研究を負イオンモードにおけるエレクトロスプレイイオン化源を備えたTOF-Q分光計の助けにより行った。(H
3N・SO
3)
n及び[(H
3N・SO
3)
n-H]
-(n=1~6)の構造と安定度をDFT/B3LYP/aug-cc-pVDZ法を用いて調べた。ESI MS研究は酸が水溶液からエレクトロスプレイされた時単一及び二重に荷電したクラスターが形成されることを証明した,即ちそれらは[(H
3N・SO
3)
n-zH]
z-,ここにz=1或は2と記述される。最大の同定されたクラスターは20モノマから組み立てられる。理論的研究は気相中における高次の(ASA)
n凝集体の形成はエネルギー的に有利であることを示した。気相と対照に,水溶液は(ASA)
n凝集体の形成を支持しない。研究は質量分析計の実験条件下において気相中でASAクラスターが形成されたという結論に導いた。二重に負に荷電したアニオン性凝集体の形成に関する仮説的機構を議論した。得られたデータは小さな(NH
3・SO
3)
n凝集体は相対的に大きなNH
3濃度で酷く汚染された大気中のエアロゾルの形成に寄与することを示唆した。Copyright 2015 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.