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J-GLOBAL ID：201502204594125260   整理番号：15A1403964

新材料と伝統技術で安全安心な木材の建物をつくる

著者 (1件)： 五十田博 (京大 生存圏研)
資料名： 生存圏研究  (Sustainable Humanosphere)
号： 11  ページ： 9-15  発行年： 2015年11月10日 
JST資料番号： L5924A  ISSN： 1880-649X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 建築分野での木材の利用促進が社会的課題となっていることから,建築材料としての木材の特徴,木材の従来の利用法および新たな材料による今後の展開について述べた。木材は鋼材と比べて剛性が低く変形しやすいが,比強度に優れ,重量が軽いため地震の時に作用する外力が小さい。重量床衝撃音に対する遮音性が低く,遮熱性は高いが接合部分によって損なわれる。伝統的な木材建物の地震対策に用いられている滑りや浮き上がりといった技術は,免震構造やロッキング構造といった現代の設計法に生かされている。最近は,様々な耐火部材やCLTなどの強度に優れた集成材が開発される一方で,鉄筋コンクリート造などの他構造との併用も増え,安全性を高めつつ開放的な木造空間が実現している。

シソーラス用語： *木材 ,  建築物 ,  建設 ,  *建築材料 ,  剛性 ,  変形 ,  耐震性 ,  耐火性 ,  遮音 ,  性能 ,  性質 ,  断熱 ,  免震構造 ,  耐震構造 ,  耐火材料 ,  集成材 ,  *建築構造 ,  構造設計
準シソーラス用語： CLT ,  ロッキング構造 ,  建築 ,  遮音性 ,  遮熱性 ,  耐火部材 ,  木材建物

分類 (3件)： 木材の性質・構造  (FF05020Z) ,  建設材料一般  (RA06010S) ,  構造設計一般  (RA04010E)

タイトルに関連する用語 (4件)： 新材料 ,  伝統技術 ,  木材 ,  建物