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J-GLOBAL ID：201502204666905800   整理番号：15A0225944

マイクロRNAの非伝統的化学阻害剤:治療上の範囲

Nonconventional chemical inhibitors of microRNA: therapeutic scope

著者 (6件)： JAYARAJ Gopal Gunanathan (CSIR, New Delhi, IND) ,  NAHAR Smita (CSIR, New Delhi, IND) ,  MAITI Souvik (CSIR, New Delhi, IND) ,  JAYARAJ Gopal Gunanathan (AcSIR - Acad. of Scientific and Innovative Res., New Delhi, IND) ,  NAHAR Smita (AcSIR - Acad. of Scientific and Innovative Res., New Delhi, IND) ,  MAITI Souvik (CSIR, Pune, IND)
資料名： Chemical Communications  (Chemical Communications)
巻： 51  号： 5  ページ： 820-831  発行年： 2015年01月18日 
JST資料番号： D0376B  ISSN： 1359-7345  CODEN： CHCOFS  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ゲノムによりコードされている鎖長~22ヌクレオチドの小RNA分子であり,転写後の遺伝子発現を制御する機能をもつマイクロRNA(miRNA)に関する最近の研究の進展について,特にmiRNAの阻害に注目して解説した。先ずmiRNAの生物発生(バイオジェネシス)と疾病との関係,特に数種の癌において或る種のmiRNAが必然的に上方制御されていることについて概説した。次いでmiRNAの伝統的阻害法としてのロック核酸の利用と核酸酵素に基づくmiRNAサイレンシングに関する研究と,病理的条件で下方調節されるmiRNAレベルを元に戻す方法に関する研究を紹介した。従来の研究の焦点は過剰発現したmiRNAを阻害することにあったことを述べ,小分子によるmiRNA機能の阻害,特にオリゴヌクレオチド酵素を用いる非伝統的阻害に関する研究を紹介して解説した。ヒトゲノムについて,今までに約1900のmiRNAが同定されていること,非コード化長鎖RNAが数千の非コード化RNAの主要部分を占めることなどを述べ,医薬品開発に関係するmiRNAの今後の研究課題を示した。

シソーラス用語： *アンチセンスRNA ,  *核酸 ,  *薬物 ,  遺伝的調節 ,  アップレギュレーション ,  *分子遺伝現象 ,  ダウンレギュレーション ,  *ゲノム ,  オリゴヌクレオチド
準シソーラス用語： *RNAサイレンシング ,  バイオジェネシス ,  *ヒトゲノム ,  *マイクロRNA ,  *ロック核酸 ,  遺伝子発現制御 ,  下方調節 ,  上方制御 ,  生物発生 ,  *阻害剤

分類 (2件)： 核酸一般  (EB04010U) ,  生物学的機能  (EB04020F)

タイトルに関連する用語 (4件)： マイクロRNA ,  化学 ,  阻害剤 ,  治療