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J-GLOBAL ID：201502204667189025   整理番号：15A1028778

森林生態系保護地域「利用のルール」による,父島のオガサワラノスリ営巣地への保全効果

著者 (1件)： 千葉夕佳
資料名： 小笠原研究年報
号： 38  ページ： 41-49  発行年： 2015年05月31日 
JST資料番号： Y0344A  ISSN： 0387-9844  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 2008年に適用された,小笠原諸島森林生態系保護地域「利用のルール」は,オガサワラノスリの繁殖期間中に,営巣地付近のルートを利用しない旨定めている。本研究では,「利用のルール」適用以前からのつがいの繁殖履歴から,(1)「利用のルール」の要項のひとつ,「営巣地近辺のルートの非繁殖期のみの利用」及び「ルート指定」によるルート数の減少が,オガサワラノスリの営巣地保全に有効だったと考えられること,(2)一方で,利用が優先されたルート近辺ではオガサワラノスリの繁殖が攪乱された可能性があることを示す。営巣地の保護は,利用との兼ね合いや,他島での繁殖状況を考慮しつつ,実施される必要があるだろう。(著者抄録)

シソーラス用語： *繁殖地 ,  *保全 ,  生態系 ,  小笠原諸島 ,  *ワシタカ類 ,  繁殖行動 ,  *固有種 ,  *絶滅危惧種
準シソーラス用語： *営巣地 ,  森林生態系 ,  生態系保全 ,  父島 ,  *ノスリ ,  繁殖

分類 (2件)： 異種生物間相互作用  (EE01050A) ,  自然保護  (SB06000L)

タイトルに関連する用語 (6件)： 森林生態系 ,  地域 ,  ルール ,  父島 ,  営巣地 ,  保全