文献

J-GLOBAL ID：201502204671167117   整理番号：15A1311766

Mg電池電解質中でのCuFeプルシアンブルー類似体の酸化還元挙動のEQCM分析

EQCM Analysis of Redox Behavior of CuFe Prussian Blue Analog in Mg Battery Electrolytes

著者 (6件)： YAGI Shunsuke (Osaka Prefecture Univ., Osaka, JPN) ,  FUKUDA Masaaki (Osaka Prefecture Univ., Osaka, JPN) ,  ICHITSUBO Tetsu (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  NITTA Kiyofumi (Japan Synchrotron Radiation Res. Inst. (JASRI), Hyogo, JPN) ,  MIZUMAKI Masaichiro (Japan Synchrotron Radiation Res. Inst. (JASRI), Hyogo, JPN) ,  MATSUBARA Eiichiro (Kyoto Univ., Kyoto, JPN)
資料名： Journal of the Electrochemical Society  (Journal of the Electrochemical Society)
巻： 162  号： 12  ページ： A2356-A2361  発行年： 2015年 
JST資料番号： C0285A  ISSN： 1945-7111  CODEN： JESOAN  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 高い起電力,エネルギー密度および安全性などの利点が考えられるが,Mg²⁺イオンの遅い拡散の問題がある,マグネシウム二次電池に関連して,本研究では,Mg²⁺イオンの電気化学的挿入/抽出の詳細な機構,およびアニオンがCuおよびFeイオンからなるプルシアンブルー類似体(PBA)の酸化還元化学に及ぼす効果について,電気化学的石英結晶微量天秤およびX線吸収分光法を使用して調べた。著者らは種々のイオンおよび分子がプルシアンブルー(PB)およびPBAのフレームワーク構造に適合できることに注目した。また,本研究では,マグネシウム二次電池用の活物質としてのフレームワーク化合物を選定するための方向を探った。その結果,CuFe-PBAは室温でMg電池用の活物質として作用する,不完全な脱溶媒和のためにMg²⁺イオンとフレームワーク成分との静電相互作用が減少してMg²⁺イオンの速い拡散がもたらされる,Mg²⁺イオンだけでなくアニオンも水性電解質中での充放電の際の電荷の補償に寄与する,ことなどが分かった。

シソーラス用語： *ヘキサシアノ鉄酸塩 ,  *銅錯体 ,  類似物質 ,  *二次電池 ,  電解質 ,  *電極材料 ,  *金属イオン ,  挿入 ,  抽出 ,  電気化学的挙動 ,  反応機構 ,  *酸化還元反応 ,  微量天秤 ,  X線吸収分光法 ,  構成 ,  静電相互作用 ,  脱離反応 ,  イオン拡散 ,  電子顕微鏡観察 ,  サイクリックボルタンメトリー ,  クロノクーロメトリー ,  電解 ,  X線吸収端 ,  充放電サイクル ,  サイクル寿命 ,  選択 ,  アニオン ,  電荷 ,  補償
準シソーラス用語： *プルシアンブルー ,  *マグネシウムイオン ,  *マグネシウム二次電池 ,  材料選定 ,  石英結晶微量天秤 ,  走査電子顕微鏡観察 ,  脱溶媒和 ,  定電位電解 ,  鉄イオン ,  *電極活物質 ,  銅イオン

分類 (3件)： 鉄の錯体  (CE01091H) ,  電気化学反応  (CB07050F) ,  二次電池  (YB04030K)

タイトルに関連する用語 (8件)： Mg ,  電池 ,  電解質 ,  プルシアンブルー ,  類似体 ,  酸化還元挙動 ,  EQCM ,  分析