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J-GLOBAL ID：201502204678248104   整理番号：15A0845140

気候変動条件下での無機栄養を改良するための作物の育種

Breeding crops for improved mineral nutrition under climate change conditions

著者 (1件)： PILBEAM David J. (Univ. Leeds, Leeds, GBR)
資料名： Journal of Experimental Botany  (Journal of Experimental Botany)
巻： 66  号： 12  ページ： 3511-3521  発行年： 2015年 
JST資料番号： C0579A  ISSN： 0022-0957  CODEN： JEBOA6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 気候変動が土壌の物理化学特性にどう影響し,これが栄養利用性にどう影響して,植物がその変化にどう応答するかを理解することは,作物育種プログラムにきわめて有用である。本レビューでは,気候変動条件下での無機栄養を改良するための作物の育種に関する知見について報告する。大気中の二酸化炭素と気温の上昇が菌根菌や窒素固定細菌を含む土壌微生物の活性に及ぼす影響について評価を行い,これが栄養利用性とどう関連するのかを検討した。そして,土壌や植物の変化が栄養素吸収に及ぼす複合効果について議論した。気候変動条件下における作物による多量要素と微量要素の効率的な利用に関するこれまでの知見について,養分効率に関する量的形質遺伝子座(QTL)の解析を含めて,それらの概要をまとめた。また,気候変動条件下における無機栄養に関する情報について,作物育種プログラムにおける利用方法の提案を行った。

シソーラス用語： 気候変動 ,  *独立栄養 ,  利用 ,  多量要素 ,  微量要素 ,  *作物育種 ,  量的形質遺伝子座 ,  窒素 ,  リン ,  土壌微生物
準シソーラス用語： QTL【遺伝】 ,  育種プログラム ,  栄養利用性 ,  *無機栄養

分類 (3件)： 植物栄養  (EH02060B) ,  作物育種一般  (FC02010K) ,  分子遺伝学一般  (EC02010J)

タイトルに関連する用語 (4件)： 気候変動 ,  無機栄養 ,  作物 ,  育種