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J-GLOBAL ID:201502204679063515   整理番号:15A1138824

症状が回復した統合失調症の男性患者における展望的記憶の事象関連脳電位相関

Event-related brain potential correlates of prospective memory in symptomatically remitted male patients with schizophrenia
著者 (13件):
資料名:
巻: 2015  号: Sept  ページ: WEB ONLY  発行年: 2015年09月 
JST資料番号: U7035A  ISSN: 1662-5153  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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展望的記憶(PM)は将来において意図した行動を実施するよう記憶する能力である。PMの低下は統合失調症における重要な障害であるが,症状が回復した統合失調症患者におけるPMの性質についてはほとんど知られていない。この疑問に取り組むため,症状が回復した統合失調症患者20名と健常対照20名で事象関連脳電位(ERP)を事象関連PMパラダイム中に記録した。行動的結果により,症状が回復した統合失調症患者は健常対照と比べPMタスクのパフォーマンスが不良であることが示された。神経レベルではPM手掛かりの検出に関連したERPの成分であるN300は両群で正確であり,症状が回復した統合失調症患者では手掛かり検出に受容なプロセスの機能がある程度回復したことが示唆された。対照的に,PMの意図的想起と関連したERPの成分である展望的陽性電位の振幅は症状が回復した統合失調症患者は健常対照より顕著に弱かった。さらに,PM課題において展望的陽性電位の振幅と正確性は有意な正の相関がこれら患者でみられ。これら課題で患者のパフォーマンスが不良であることはPM手掛かりが誘発する記憶からの意図の回復が弱いためであることが示された。PMの回想的成分(意図の想起)が選択的に弱まっている症状が回復した統合失調症を有する患者においてPMのプロセスに変化が生じている証拠が得られた。この知見により,臨床的に回復中の統合失調症患者におけるPMの基礎にある神経生理学的プロセスが明らかになる。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
神経系の疾患 

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