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J-GLOBAL ID:201502204764567883   整理番号:15A0780245

認知症は顕著性を有する音に対し異なる生理学的反応を示す

Dementias show differential physiological responses to salient sounds
著者 (12件):
資料名:
巻: 2015  号: Mar  ページ: WEB ONLY  発行年: 2015年03月 
JST資料番号: U7035A  ISSN: 1662-5153  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
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顕著性を有する感覚シグナルに対する異常な応答性は,しばしば認知症疾患,特に前頭側頭葉変性の目立った特徴であるが,ほとんど研究されていない。本稿で著者らは,標準的な認知症候群において顕著性信号の1つの重要なクラスである迫り来る音(looming sound)の情報処理を評価した。著者らは,顕著性アプローチング(”looming”)または低顕著性である遠ざかる音の知覚を創製するために,強度キューを用いることで音色を操作した。これらの刺激に対する瞳孔拡張応答と行動評価応答が,認知症候群に対するコンセンサス基準を完全に満たす患者(意味性認知症,n=10;前頭側頭型認知症,n=16,進行性非流暢性失語症,n=12;健忘アルツハイマー病,n=10)と年齢マッチング健常者26名のコホートとの間で比較した。近付く音は遠ざかる音よりも顕著性が高いと健常高齢者により評価されたが,顕著性に対する行動反応は認知症候群患者から健常者を区別しなかった。健康な高齢者や意味認知症患者において,接近音に対する瞳孔応答は,遠ざかる音への応答よりも大きかったが,進行性非流暢性失語症やアルツハイマー病患者では,この特異的な瞳孔反応は,健常対照や意味認知症群のどちらと比べても小さく,非言語聴覚意味機能と相関しなかった。聴覚顕著性に対する自律神経応答は認知症により異なって影響され,そしてこれら疾患の新規バイオマーカーを構成する可能性がある。(翻訳著者抄録)
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分類 (4件):
分類
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神経系の疾患  ,  神経の基礎医学  ,  聴覚  ,  中枢神経系 
タイトルに関連する用語 (3件):
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