抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ホットスタンピングにおける加熱装置は様々な加熱方式・装置形態が存在する。一方,遠赤外線は,高精度,高効率な加熱源として評価され,自動車用骨格強化プレス部品のホットスタンピング用途の赤外線加熱炉が提案されている。本稿では,赤外線加熱の加熱原理,ホットスタンピングにおける各種加熱方式の動向,及び課題について紹介する。まず,赤外線(遠赤外線)の発熱原理(分子振動と赤外線との共振による発熱),遠赤外線加熱の基本法則(ステファンボルツマンの法則,ウィーンの法則,キルヒホッフの法則),放射率εの違いによる加熱特性への影響(発熱体側の放射率ε効果,被加熱側の放射率ε効果)等について解説する。次に,ホットスタンピング用の種々の加熱方式として通電加熱,ガス加熱,抵抗加熱(遠赤外線含む)の長所短所について述べる。最後に,用途や搬送形態ごとに製作されたいくつかのホットスタンピング用遠赤外線加熱装置を紹介する。