抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
本研究では,開発者の担当可能なタスク量を考慮したバグトリアージ手法を提案する。既存手法の多くは,不具合に対する開発者の適性のみを考慮するため,ごく一部の開発者に修正タスクが集中するという問題があった。既存手法に対し提案手法は,開発者の適性に加えて,開発者が一定期間内に修正作業に使える時間の上限を考慮している点に特徴がある。本研究では,不具合の割当問題を,開発者と不具合の組み合わせ問題として捉え,それぞれの開発者に割当てる不具合数に制約条件を課し,マルチナップサック問題として応用することで,最適な組合せを求める。Mozilla FirefoxおよびEclipse Platform,GNU Gccプロジェクトを対象としたケーススタディを行った結果,提案手法について以下の2つの効果が確認できた。(1)特定の開発者へタスクが集中するという問題を緩和できること(2)現状のタスク割当て方法に比べ36%から43%の不具合修正時間を削減できること。(著者抄録)