抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
今回開発したイヤホンEPH-M200/EPH-M100のうち,上位機種のEPH-M200にチタン製の音導管を採用した。その経緯について述べる。1)イヤホンの装着性;イヤホンを使用する際,装着性を如何に良くするかという課題がある。人の耳動の形状は個人個人によってまちまちで,そのために人によって挿入のしやすさに違いが出てしまう。このため耳道に一部分に力が加わることによって,違和感や痛みを感じたり,音に影響を与えたりする可能性があった。そこで著者らは,挿入性の改善を図るためのアイデアを検討していた。2)チタン管によるフレキシブル構造;そこで目に止まったのが,今回のチタン管によるシンプル構造であった。微小スリットによる可動の自由度は高く,滑らかな変化が可能であった。また挿入性においても良好な結果であった。チタン管の剛性は高く,塑性変形や破壊への耐性にも適していた。スリットブ部の隙間構造は,そのままでは音漏れの要因となるが,実際はイヤピースを被せることで,密閉を保つことができた。