文献

J-GLOBAL ID：201502204814308921   整理番号：13A1525505

骨髄線維症下で誘発された門脈高圧症による,大量の腹水を伴う多発性食道静脈瘤破裂

Multiple esophageal variceal ruptures with massive ascites due to myelofibrosis-induced portal hypertension

著者 (4件)： Tokai Koichi (Dep. of Digestive Organs, Jichi Medical Univ., Saitama Medical Center, Japan, Saitama) ,  Miyatani Hiroyuki (Dep. of Digestive Organs, Jichi Medical Univ., Saitama Medical Center, Japan, Saitama) ,  Yoshida Yukio (Dep. of Digestive Organs, Jichi Medical Univ., Saitama Medical Center, Japan, Saitama) ,  Yamada Shigeki (Dep. of Pathology, Jichi Medical Univ., Saitama Medical Center, Japan, Saitama)
資料名： World Journal of Gastroenterology  (World Journal of Gastroenterology)
巻： 18  号： 28  ページ： 3770-3774  発行年： 2012年 
JST資料番号： C2580A  ISSN： 1007-9327  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 中国 (CHN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 75歳の老人は,真性多血症と42才で診断され,他病院で観察されてきた。貧血の進行を70歳頃に認め,この患者は2008年に当施設に紹介された。そして,続発性骨髄線維症を,骨髄生検所見に基づき診断した。食道静脈りゅう破裂による吐血が,2011年1月及び2月に発生した。出血を,内視鏡的静脈瘤結紮術によって止めた。さらに,同年3月において吐血が再発し,当施設に搬送された。不可逆出血性ショックによって亡くなった。剖検は,主に好銀線維を有する重度の骨髄繊維化を示した(骨髄線維症と一致する所見)。肝臓1856g及び脾臓1572gであることから,著しい肝脾腫大を示した。肝臓および脾臓に両方とも,髄外造血を示した。骨髄線維症は,しばしば門脈高圧症によって複雑化し,時に食道静脈瘤による胃腸出血と関係する。骨髄線維症を有すると診断された患者は,持つことが食道/胃静脈瘤に対する検査が必要である。骨髄線維症は,予後不良を伴う。したがって,患者の付随的条件,治療侵襲性,およびクオリティオブライフを考慮して,治療戦略を慎重に決定することが必要である。Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST

シソーラス用語： *食道静脈瘤 ,  *破裂 ,  門脈高圧症 ,  骨髄線維症 ,  クオリティオブライフ ,  結紮術 ,  内視鏡下手術 ,  出血性ショック ,  骨髄増殖性疾患 ,  胃疾患 ,  肝臓疾患 ,  静脈瘤 ,  胃腸出血 ,  生検 ,  造血 ,  肥大【症状】 ,  脾臓疾患 ,  予後 ,  *食道静脈瘤破裂 ,  骨髄生検 ,  臨床検査
準シソーラス用語： 内視鏡的静脈瘤結紮術 ,  真性多血症 ,  胃静脈瘤 ,  髄外造血 ,  肝脾腫大 ,  予後不良

分類 (1件)： 消化器の医学一般  (GH01010T)

タイトルに関連する用語 (5件)： 骨髄線維症 ,  誘発 ,  門脈高圧症 ,  腹水 ,  食道静脈瘤破裂