抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究では,世界各国の水道設備状況を明らかにし,日本と比較することで世界における日本の水道の位置づけを行なうことを目的とした。調査では,水道設備と国の経済の関係をみるために,国民総所得(GNI)についてまとめ,1人当たりの水資源賦存量を明らかにするために,国際連合食料農業機関の「AQUA STAT」データを用いた。調査から,水資源へのアクセス率は年々向上しているが,アジア,アフリカ地域ではいまだに水源へのアクセス率が50%以下と不十分であること,水源へのアクセス率はその国の経済の影響を受ける傾向にあること,日本の水道設備はトップレベルであり,水資源を有効に活用し運用していることが明らかとなった。日本は,アジア近隣国をはじめとする貧しい国に対して,経済的,技術的な支援を行なう必要がある。